以前から少しずつ進めていた「プリンス・オブ・ペルシア ケンシノココロ」をクリア。ちなみに、詰まったら攻略サイトを眺めながら遊ぶというゲーマーとして腐ったヌルいプレイをしていたので、真エンディングを達成。
全体的には、大変面白いアクションゲームという印象。とにかく、多彩なアクションによるマップ攻略や戦闘が、とても面白かった。この作品を特に面白く見せているのは、何と言っても「壁走り」。壁を走って穴を超えたり、遠くの場所に捕まったり。また、戦闘においては壁を垂直に駆け上がって敵の頭上から攻撃したり、壁を走りながら剣を振り回したりといった変則的な攻撃も可能。
また、壁を使うアクションとしては、壁を蹴って勢いを付けて敵に突っ込む攻撃や、壁と壁の間を三角飛びで上っていったり、逆に高い所から降りたりといった物もある。
これら壁を使ったアクションのおかげで、アクションゲームとしての幅が物凄く広がっている。キャラクターが縦横無尽に飛び跳ねる感じは、操作としても視覚的にも面白い。
また、アクションの幅が広いおかげで、戦闘が機械的・作業的になりにくくて飽きない。その辺のアクションを駆使したダハカ・チェイスもドキドキして面白かったなー。
そんなわけで、アクションゲームとしては大変優秀な作品だと思います。
ただ、一部で次に進む場面が分かりにくい箇所があったりするため(そのせいで攻略サイトのお世話に…)、そういったユーザー面への配慮が多少欠けているかな、とは思った。まぁせいぜい数カ所なので、それほど気になるようなものでもないけど…。
あと、やはり洋ゲーだけあってストーリーの見せ方に難があるとは思った。これは偏見ではなく多数の洋ゲーを遊んだ経験上だけど、洋ゲーは全体的にストーリーを見せるのが下手。「Half Life 2」なんて遊んでてもストーリーなんか全く意味不明だったよ(笑)。この作品は多少マシな方だと思うけど、それでも「何故王子がそう考えたのか」といったキャラクターの内面などはあまり描かれていないため、ストーリーの流れがちぐはぐな印象を受ける。あと、設定等はマニュアル等で補完しないと把握できないため、予習が必要な点もいただけない。こういう点に関しては、やっぱり和ゲーの方がいいなぁ、と思う。
あと、キャラクターデザイン等に関してもやっぱり和ゲーの方が好きです。
そんなわけで、ゲームとしては大変良くできているけど、ストーリーとかその辺は期待しない方がいいですよ、と。
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