Canopusがビデオキャプチャ製品のWindows Vista対応を断念

Windows Vista への対応について
カノープス、MTVなどキャプチャ製品のVista対応を断念
カノープス、MTVなどの Vista対応を断念。

一応自分のPCにはCanopusのTVキャプチャボードが刺さっている。まぁ今回の件は仕方ないかな、と思う。
まずWindows Vistaでビデオ・サウンド周りの仕様がガラリと変更されてしまったため、開発にコストがかかること。日本においてアナログ放送が2011年に停止予定のため、アナログテレビのキャプチャボードの需要が落ちる事。著作権の締め付けが厳しく、Canopusのような企業ではデジタル放送のチューナー付きモデルが出しにくい事。何を取ってもCanopusに対して有利に働かない状況だ。そんな状況で開発にコストをかけたり新製品を出したりするのは、むしろ狂気の沙汰。

あのCanopusがここまで凋落するなんて…。技術力の低下ならともかく、NVIDIAのゴタゴタやデジタル放送等の外的要因によって半ば強制的に立場を追いやられてしまったのは、さすがに同情してしまう。(その結果として、技術者の流出等による技術力の低下は起こっているだろうけど)。

それにしても、デジタル放送によってテレビ周りの扱いが不便になる一方だ。デジタル放送チューナー付きモデルは特定のメーカーパソコンにしか無いし、ムーブなんて扱いにくい仕組みになってるし…。
2011年にアナログ放送停止なんて到底無理だと思うけどなぁ。アナログ放送が停止したら、視聴率の激減、それに伴うTVCM広告料の暴落、テレビ局の衰退、なんてシナリオは目に見えているのに。


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