本屋で見かけた「このアニメがすごい!」という本を何となく買ってきて、何となく眺めていた。
この手の書籍は、Newtype等のアニメ雑誌とはやや趣が異なる内容でそこそこ面白がって見ている。今回のこの書籍もそれなりに楽しんで見ていたのだけど、その中でも割と興味深かった記事が千葉テレビの局員のインタビュー記事。
声優やアニメーターへのインタービューなら良くあるけど、こういった放送局としての意見はあまりお目にかからない。ローカル局ならなおさらだ。そんなわけで、個人的には興味津々。
内容を読む限りでは、やはり放送局の人もアニメの存在や、その本数の増加はそれなりに意識している様子。面白かったのは、局の責任者がコンテ段階で放送コードに引っかからないかどうかのチェックを入れる事もあるという話。まぁ放送局としても明らかに放送に適さない映像を流すわけにもいかないだろうから、そういう事があってもおかしくはないんだろうけど、ローカル局は番組に対してあまり干渉しないと思っていただけに、ちょっと意外だったな、と。
あと、実際に番組のチェックする人とか、アニメの放送中に待機している技術者の存在についての話も面白い。以前から気になってたけど、やっぱり世の中にはそういう仕事をする担当の人はちゃんといるんだなぁ…と。放送局は内部の様子がイマイチ不透明だから、そういうインタビューを見られただけでもこの本を買った価値はあったかなぁ、と思った。
それにしても、チバテレビがUHF局の王者と誰が決めたんだろう。自分はずっとtvkが王者だと思ってたんだけど。
あと、「UHF局」という呼称もいい加減実態にそぐわないよなぁ、と思った。独立局とか地方局でいいんじゃなかろうか。
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