ALI PROJECTが大好きな友人に誘われ、ALI PROJECTのライブ「禁書発禁」に行ってきた。
会場は原宿のNHKホール。
原宿で友人と待ち合わせて会場に着いた時、会場前に並ぶ人の列が異彩を放っていて驚かされた。何せ右を見ても左を見ても、ヒラヒラというかフリフリというかゴスゴス(?)というか。「ローゼンメイデン」のコスプレみたいな格好している人がたくさん(全体の2,3割)いる、と言えばいいのか。いやー、何か物凄い人間の集団を見たような気がする。
ライブなんて、そんなに何度も行った事は無いけれど、この客層の異彩の放ち方が尋常じゃない事は何となく分かる(笑)。思わずカメラで写真を撮りたくなったけど、さすがにそれは自重。
ちなみに、全席指定なのに入場するまでに30分ぐらいかかる大行列だった。
ライブ内容は、全部で16,7曲ぐらい(だっけ)?。
客層が客層だけに一体どんな上演が行われるのかと思っていたら、まぁ思ったよりもフツーでした。…宝野アリカさんが奇抜な格好をしている事と、バックダンサーがグネグネと不思議な踊りを踊っていた事を除けば。
合間に入るMCもノリの良いトークで楽しかった。ただ、宝野アリカさんのテンションが思ったよりも低かったなー、という印象があった。ライブ続きで疲れてるのかとも思ったけど、元々そういう感じなのかもしれない。
内容をそんなに具体的に覚えてないのでセットリストは余所に任せるとして、今回のライブで印象に残った曲は、やはりアニメ主題歌ばかり。
- 勇侠青春謳(「コードギアス 反逆のルルーシュ」ED)
- 跪いて足をお嘗め(「怪物王女」ED)
- 未來のイヴ(「Avenger」ED)
- 聖少女領域(「ローゼンメイデン トロイメント」OP)
- わが﨟たし悪の華(「コードギアス 反逆のルルーシュ R2」ED)
- 亡國覚醒カタルシス(「.hack//Roots」ED)
こんな所だっけ。
聞いてて一番面白かったのは、「跪いて足をお嘗め」かなぁ…と。生で聞くと結構良いですよこの曲。ぞくぞくするというか(笑)。あと、「ローゼンメイデン」好きとしては「聖少女領域」が聞けた点も嬉しかった。
やっぱり、音楽を生で聞くのは良いですな。
あと、10月からの新アニメ「鉄のラインバレル」のOPを先行上映&主題歌「鬼帝の剣」を実際に披露してくれた。
OPは、アニメーションに気合いが入っており主題歌とも上手くマッチしていて、かなり出来が良いと思います。
実はライブの上演日10月4日は、「鉄のラインバレル」がTBSで初放送される日だったのでライブ帰宅後にテレビで見るのを楽しみにしてたのに、1話だけにOPが飛ばされてやんの(笑)。それについては、友人もガッカリしていました。
そんな感じで、今回のライブは結構楽しかったです。
ここから余談。
ライブ行って改めて思ったけど、ALI PROJECTの曲は独特だよなぁ、と思う。ALI PROJECTの曲は、「ALI PROJECTの曲」という言葉でイメージが共有できてしまう。ぐらいに。
逆にそれが、「バリエーションに乏しい」と言われる事もあり、実際某所では、半ば侮蔑的なニュアンスを込めてALI PROJECTの歌 = 「ぐらんぎにょー」(「月蝕グランギニョル」のフレーズ)などと言われてしまうぐらいだ。正直自分も、多くの曲で大体似たような第一印象を抱く。
ただ、それだけ確固たるイメージを共有できるアーティストは、他にはなかなか思いつかない。今後似たような曲を作るアーティストが現れたとしても絶対に「ALI PROJECTっぽい」としか言われないと思う。
そうした唯一無二の存在感は、アーティストとして相当強力な武器ではないかなー、と。
個人的には、そのイメージを維持していく方向で頑張ってもらいたいところです。
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