不揮発性メモリーがコンピューターを変える:テクノロジーの楽屋裏
最近、HDDの代わりにフラッシュメモリを記憶媒体として使用するマシンが増えてきたけれど、次のステップではメインメモリ的な非常に高速な記憶媒体に置き換わる可能性があるとか、それは原始的なコンピュータの構成に一回りして戻ってきたのかも、という感じの記事。
もちろん、現在のメインメモリは揮発性なのでデータを保持する事はできないのだけど、その辺を技術的に何とかできるかもしれない、という話。
現在のPCの一番ボトルネックとなっている箇所は何かと考えると、やっぱりHDDだよな、と思う。メインメモリのデータ転送に対して圧倒的に遅い。DDR2-SDRAMの最大速度が3.2~8.5GB/sに対し、現在市販されているHDDは早くても100MB/sは超えないぐらい(あるいは、RAID0=ストライピングでそのぐらい)。
Windows起動時等にHDDが忙しくカリカリカリカリ言ってるのを聞いてると、もー少し早くならんものかと思ってしまう。
実際、以前メインメモリをそのままHDDの代わりに使うという、「i-RAM」なる製品があった(参考:ギガバイト「i-RAM」ファーストインプレッション)。シャットダウン後もボードに挿したメモリに電気を流し続けてデータを保持し続けるらしい。
リンク先ではWindowsの再起動ムービーが見られるけれど、HDDに比べて圧倒的な速度向上が見られる。しかし、これでもSATAというHDD転送インターフェースがボトルネックとなっているはずなので、転送速度の上限ではないと予想される。
この転送速度が実現したら、間違いなく圧倒的なパフォーマンス向上が見られるはず。
今のところ、一番の有力候補はMRAMになるのかなぁ。
まー、今のところは話に聞くぐらいで、一般的に使用できる物ではないのだけど、いつか市販される事を夢みてます。
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