地デジを見るために必要なもの | BUFFALO バッファロー
先日、PC用のデジタルチューナーが解禁された事(とはいえ非常に使い勝手の悪いしょうもない仕様だが)に伴い、各社からチューナーのカードやユニットが続々発表されている。
そんな中BUFFALOのサイトでは、使用PC上でチューナーが使用できるかどうかを確認するためのテストプログラムを配布。これはあくまでもBUFFALO製品のチューナーが使用できるか否かを判定するために用意された物だけど、PC用チューナーの制約自体はどの会社も同じはずなので、他社の製品でも通用する…と思う。多分。
というわけで、早速使ってみた。結果は以下の通り。
ディスプレイアダプタ:NVIDIA GeForce 9600 GT 地デジ視聴環境測定 計測完了 ■結果:OK このパソコンでバッファローの地デジチューナをご利用いただけます。 ■Windowsバージョン:OK 対応OSです。 ■選択可能な視聴モード ・DPモード [最高画質 著作権保護(DVI出力/HDCP)が必要なモード] >CPU負荷が高い為 正常に視聴できません。 ・HPモード [高画質 著作権保護(DVI出力/HDCP)が必要なモード] >利用可能です。 ・SP/LPモード [中画質/低画質(長時間録画用)モード] >利用可能です。 ■ハイビジョン対応:OK このパソコンはハイビジョン視聴が可能な著作権保護に対応しています。 ■詳細 -----DP----- -----HP----- ----SP/LP---- ・表示確認 目視確認 :OK OK OK ・描画フレーム 再生時間[s] :71.733000 65.653000 65.636000 再生フレーム数 :2146 1968 1969 フレーム描画割合[%] :99.70 99.90 99.97 ・CPU負荷 平均[%] :94 44 28 ・著作権保護機能対応 DVI出力/HDCP対応 → 利用可能なTVプロファイル DP :○ HP :○ SP :○ LP :○
一応、著作権保護云々はクリアできるようなパーツを揃えてたのでその辺はあまり心配してなかった。ただ、恐らく多くの人はその時点でつまずきそうだ…。というのも、地上デジタルの映像をディスプレイに出力するためには以下のような制限がつくから。
GV-MVP/HS──待望の地デジ対応チューナーカードを使った
例えば、ハイビジョンで映像を視聴するためには、HDCP対応のDVI端子かHDMI端子を備えたビデオカードとディスプレーを用意しなければならない。アナログ入力しか持っていないディスプレーでは52万画素(フルHDのほぼ1/4)の解像度でしか出力できない。アナログ出力時にはさらに制約があり、PCI Expressに差したビデオカードからは映像が出力されない。これらの端子のないディスプレーと接続する場合は、Intel G965などオンボードのビデオチップから出力しなければならない。
多分、この文章を読んですぐ意味の分かる人は、その制約の多さに呆れ返るように思います。自分がそうです。もっとも最近はオンボードPCが増えてるので、この文章を読んで意味の分からないような一般の人(要するに、PCで3Dゲームやらない人。オンボードPCを使ってる人)は、逆にあまり問題は無いような気もする。解像度が低い(可能性がある)、という別の問題はあるけど…。
ところで、オンボードとPCI-Expressの違いのようなインターフェースの違いは、OS側から簡単に判別できるものなのかね。
あと、自分の使ってるPCは一応最近の3Dゲームにも耐えうるスペックにしているはずなので、そんなに悪くない性能のはずなんだけど…、結果を見る限りでは最高レベルのDPモード(MPEG-2-TSストリーム)は負荷が高いなぁ。これ何か多めに見積もってない?本当にこんな物?
一度テストしただけでプログラムをアンインストールしてしまって再確認するのめんどいから何とも言えないけど、再生するだけでこんなに負荷がかかってたんじゃたまらんな…。
PC用デジタルチューナーが解禁されたはいいけど、この制約の多さはハッキリ言って鬱陶しいにも程がある。自分はこの手の情報に多少の免疫があるつもりだったのだけど、地上デジタルに関しての制約事項を一通り把握するのはちょいとしんどい(笑)。
フリーオに当てられて解禁されたはいいけど、ちと消費者舐めすぎではないかと。フリーオが無かったらこんな馬鹿チューナーすら出なかったと思うと、本当にデジタル放送広める気あるのか疑わしくなってくる。テレビを見て欲しいのか見て欲しくないのか、どっちだ。「べ、別に見てほしいわけじゃないんだからね!」ってな姿勢ならまだ良かったのに(馬鹿)。
自分は多分、しばらくこれらのチューナーは買わないと思います。別に録画の保存とかしないし、実況の補助と静止画キャプチャ(デジタルチューナーではこれが禁止されているはず)ができればいいので、とりあえずアナログあればいいやー、ってな感じ。
余談だけど、録画画質を示す単語として、SP/LPは各社である程度共通で使われているけれど、それ以外の単語が会社毎に違ってどうにも統一感が無いのはどうしたものか。BUFFALOの「DP」は「TS」とかじゃダメなのか?
Blu-rayが次世代基準になるのなら、それに見合った統一の単語が欲しいところ。
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これ見て気付いたけど、BSデジタルチューナーも出すところはあるのね…。
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