アニメ最終回あれこれ 2008年3月 その1

もう3月が終わりに近付いてる・・・。この3ヶ月間は何か怒濤のように過ぎていったような気がする。4月は楽になる・・・はず。
ぼちぼち最終回を迎えた作品もあるようなので、とりあえず以下の3作品について感想。

破天荒遊戯

20080324_hatenkou.jpg1話と最終話のストーリーが破天荒だった以外は、まぁそんなに悪くなかったかな、と。3人の馬鹿な掛け合いによる旅模様を見ていると、タイトルを”何とか漫遊記”とでも改めた方がしっくる来るような気がした(余計なお世話)。
小エピソードの数々は普通に見られたのだけど、主人公のラゼルに青臭い台詞を言わせたくてしょうがないと見て取れる物語の構成は、何だか見ているこちらが恥ずかしくなってくるような(笑)。
ただ、やっぱりネックは1話と最終話。1話は視聴者置いてきぼりの超スピードで、最終話は離れたりくっついたりで結局何も解決しないまま。間のエピソードを描くため、とりあえず申し訳程度に作ったようなスタートとゴールのような印象。そんなわけで、作品としてはあまり良い印象が残らなかった。
あとは、ラゼルの服が毎回替わるのと、アルゼイドの性格が1話から大部変わっている点が気になったぐらい。

彩雲国物語

20080324_saiunkoku.jpg一応全話見たけれど、固有名詞が出てくる傍から忘れ去っていく自分にはなかなか辛い作品でした(笑)。あと、登場するキャラクターが多すぎる点もネック。次から次へと男キャラを出していくんじゃない!
ただ、作品自体は凄く真面目なストーリーなので結構好きでした。しかし、こんな妙に小難しい話を土曜日の朝からやらなくても…と思わないでもない。あと、キャラが多過ぎるので作品全体から漫然とした印象を受けてしまったことが否めない。
ただ、秀麗が成長していく過程や、周囲の人間と打ち解けていく(モテていく)過程など、キャラクターの内面の変遷はそれなりに描かれていたんじゃないかな、と思う。特に、秀麗にベッタリだった劉輝が、最終話で王でありたいという自分の意志をしっかりと表明する場面は、なかなか格好良くて印象深かった。

2年に渡って放送された長期シリーズだったけど、同じく2年放送された「今日からマ王」の3期もあることだし、この作品もどうせ3期があるんだろうなー、と楽観してる。少し調べてみたら、TV放送の最終回が最新刊の内容なのか。じゃあ3期があるとしても当分先かなぁ。

H2O ~FOOTPRINTS IN THE SAND~

20080324_h2o.jpg正直、最終回の1話前まではそれなりに楽しんでいた。でも、この最終回はさすがに無いわ(笑)。「精霊会議」があれば何でもいいのかと。
個人的に、11話で描かれた「広瀬の目が実は見えてなかった」という設定は、ストーリーの転換としては非常に面白かったと思う。まぁ、どう考えても見えているとしか思えない反応は多かったとは思うんだけど、その辺はある程度脳内補正できるし、ストーリーの展開としては面白いからある程度擁護できる。
ただ、最終回で必然性も脈絡も無くヒロインを殺して、精霊会議で復活という展開は、さすがに脳内補正も擁護も無理(笑)。どこをどうやったらこんな脚本になるんだ。
そもそも、最初に「精霊会議」という単語が出てきたとき、自分は「何らかのやむを得ない事情」を示す婉曲表現かと思ってたんだけど、どうやらそういうわけではないようで、少々面食らってしまった。

そんな感じで、最終回がダメダメなせいで何ともイマイチな作品でした。
あと、作中に出てきた「まじかる音羽」のような、最初からスピンオフを狙う姿勢や、はまじのような奇をてらったキャラ等は、個人的にあんまり好きになれなかったです。
ただ、OPとEDは好きだった。

ところで、作中にずっと登場していたヒロイン約1名が、公式サイトに紹介が無い上に話のスポットも当たらなくて、さっぱり謎なんですが。名前が「真紀」らしい事は分かったんだけど。


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