アニメ新番組あれこれ 2008年1月 その4
1週間以上停止してたな…。
ARIA The ORIGINATION
「スケッチブック」からバトンタッチ。また新しいTVシリーズが始まったということで。原作もついこの前終了した様子だし、アニメシリーズもこれで打ち止めだろうか。
殺伐とした修羅場も悲哀もなく、前向きで見ていて心地良くなれる作品なので、個人的には結構好きな作品。それだけに、今回のアニメ化も歓迎したいところ。恥ずかしい台詞の応酬をニヤニヤしながら眺めるのが、何かこう、とても良い(笑)。
とりわけ、ついこの前放送された第4話「その 明日を目指すものたちは…」の話は非常に印象的だった。プリマ昇格に挫折しそうなアトラ、挫けずにプリマを目指そうとする杏、また別のトランゲットという夢を持つあゆみ、といったそれぞれの人間模様があり、互いが目指す夢を尊重し、励まし合う様子に色々と感じ入るものがあった。しかしまぁ、藍華がいないから恥ずかしい台詞が飛び交う飛び交う(笑)。でも、夢を目指すことで、希望を見出して成長していくキャラクターの様子が丁寧に描かれており、非常に面白かった。個人的には、シリーズ中でも屈指のエピソードだと思えた。
まぁそんなこんなで、今後も非常に楽しみな作品です。
GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO-
1話を見た時は、キャラクターのえらくガクガクした動きや、何だかパースの狂った構図など、1話にしては妙に怪しい出来に落胆。普通、1話は最初の掴みとなるだけに、もう少し丁寧に作るものだと思ってたんだけど…。
また、アップテンポなBGMで派手にドンパチしている様子や、ヘンリエッタがジョゼのベッドでゴロゴロしてるのが、何かこう、自分がイメージしている「Gunslinger Girl」とはちょっと違うなぁ…と。
丁度タイミング良くBS11で1期の再放送をしているので見ているけど、こちらの方がずっと出来が良いと思う。トリエラの格闘シーンを見比べてみても、誤魔化さず丁寧に体の動き描いている1期に対し、2期は不自然に画面全体を揺らして動きのぎこちなさを誤魔化している様子が窺える。1期のアニメの出来に感心したからこそ、原作も買っているわけで、そのレベルを期待していただけに、少々肩すかしを食らってしまった。
2話になってからは、原作準拠になってやや持ち直した印象があるけど、それでも1話の出来を見てしまうと、どうにも不安感が否めない。
声優変更についてはまぁそのうち慣れると思うけど、担当教官の声がどうにも軽薄になった感じに違和感…。特に、ヒルシャーは江原正士さんが良かったです。
狼と香辛料
商売・経済がテーマという、アニメにしては珍しく、ちょっと地味な印象を受ける作品。事実、商売の駆け引きや相場の変動を見極めるといった、おおよそ華やかさとはあまり縁のない内容が続く。
でも、個人的には結構好き。今までに見られない目新しいテーマによる物珍しさもあるし、経済活動をベースにしたロレンスとホロの二人の会話のノリが非常に面白い。ストーリーとしてはまだ分からないけど、主人公の儲けようとする一貫した姿勢があるので、作品の方向性が定まっていて安心できる。
あと、この作品のヒロインであるところのホロが、何というかこう、とても良い。久々にツボに入ったキャラですわ。
そんな感じで、結構期待している作品です。
しかし、結構長い台詞を喋るので、アニメ見ながら会話の内容を考えてると、結構聞き漏らしてしまう点が玉にきず。あとで原作読んでみようと思った。
あと、DVDのCMが大変面白くて満足です(笑)。こういう感じで、MADのような二次創作風味に工夫して受けを狙いに行くCM作りは大好き。最近では、アニメ作品全体にそういったCMを工夫する傾向が見られるのでちょっと嬉しい。
墓場鬼太郎
鬼太郎やってるこの時期に、深夜アニメにまで鬼太郎が。黒い鬼太郎という事でいいのかな。
映像センスが独特でちょっと目新しい感じ。「モノノ怪」の時といい、東映はなかなかチャレンジ精神が豊富だな、と感じる。そういう少しでも変わった物を作ろうとする姿勢は個人的に評価したい。
話の内容については、まぁ可もなく不可もなく。個人的には、朝にやってる方の明るい感じの話が好きです。
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