EmEditor Ver.7 正式版 リリース

シェアウェアの高性能なWindows用テキストエディタ「EmEditoir」の最新バージョンとなるVer.7の正式版がリリースされました。ただし今回は、Standard、Freeそれぞれのエディションについてバージョンアップは無いようで。
従来通り、旧バージョンのライセンス持ちはそのままアップグレード可能。

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EmEditor テキスト エディタ – 速くて使いやすいテキスト エディタ!

現時点で公式サイトにはまだ正式版があがっていないけど、何故かVectorには既にVer.7が公開されている。まぁ公式サイトも明日辺り更新されるだろう。

EmEditor Professional(WindowsNT/2000/XP/Vista / 文書作成)
EmEditor Professional (x64 Edition)(WindowsNT/2000/XP/Vista / 文書作成)
EmEditor Professional (ポータブル版)(WindowsNT/2000/XP/Vista / 文書作成)

今年の8月にベータ版が出てから正味4ヶ月ほど。この間、何度も何度もバージョンを重ね、beta43、RC8でようやく正式版がリリース。EmEditorはVer.6の時もそうだったけど、ソフトウェアにおける一般的なbeta、RCの定義とは大分異なるようで(笑)。betaは公開後にテスターの意見を取り込んでガンガン機能アップしていくバージョン、RCは機能追加を凍結してバグ取りを行うバージョン、という感じのようだ。
自分はbetaの最初の頃からずっと使い続けて、バグ報告やら機能要望やらやってたので、ver.7の特徴はほぼ掴んでいる。とりあえず今回のバージョンの特徴は以下のページにまとまっている。

EmEditor テキスト エディタ – 特長/画面図

今回はVector上にあるファイルから分かるように、iniファイルによる設定保存が可能となっている。そんなわけで、テキストエディタの環境を自由に持ち運び可能。これは、今回のバージョンの中で一番嬉しかったりする。iniファイルに保存ということは、インストーラ不要、レジストリ不要で、バージョンアップはファイル上書きのみという手軽さ。そのまま別の環境に持っていったりできるし、OS再インストール時の手間も省ける。まぁ関連付けにレジストリを使うのだけはしょうがないんだけど。ちなみに、ライセンス上は個人使用においてPC5台まで使用可能。企業はそれぞれのPCの分だけ料金を支払う必要あり。

あと気になるところでは、マクロツールバーやマクロのイベント起動、オブジェクトの追加など、マクロ周りがかなり充実した点かな。WSHと組み合わせて、簡単なマクロで結構な機能が実装できてしまったりするのは、相当な強みだと思う。
地味な点ながら、折り返しインデント(文字が右端から折り返される際、完全に左端まで折り返されるのではなく、インデント規則に沿って外見上インデントされた状態で折り返される)も良さげな感じ。

それでいて、従来の起動速度や操作の軽快さなどはまったく損なわれていない点は好感度が高い(もちろん、設定をINI保存にすると多少起動速度は落ちるのだけど)。
その機能性に加えてデフォルトの設定が充実しているので、変なカスタマイズをしなくてもすぐに使える点などを考慮すると、Windowsテキストエディタの中でもかなり使える物にだと思うので、4000円の価値を見出せる人には是非お勧めしたソフトです。

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EmEditor Part 15
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追記

a href=”https://melog.info/works/junk/em_macro.html”>Melog: Works > Junk > EmEditor マクロ

以前、EmEditor7仕様に合わせた「論理行番号付きコピー」マクロを作ってみた。
EmEditor7仕様とは、アイコンやタイトルの付加。EmEditorに登録するとアイコンが表示されたりするので、使わないまでもサンプル程度になれば。


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