ITmedia News:「H.264を5倍速変換」のUSBメモリ型アクセラレータ登場
USB接続のH.264エンコーダというか、H.264エンコードアクセラレータというか、何かそんな感じのハードウェア「Instant Video To-Go」が発売されるという話。米国ではずいぶん前に発表されている。
個人的にちょっと気を引いたのは、ハードウェアエンコーダといってもゴテゴテしたデバイスが接続されるわけではなく、USBメモリサイズの小型のデバイスという点。っていうか、一見するとUSBメモリにしか見えない。
これだけ小型でありながら、
同社の検証では、CPUにPentium 4 3GHzを搭載し、内蔵メモリ1GBのPC上で、約100分(約2GB)のMPEG-2ファイルをH.264形式に変換した場合、ソフトウェアエンコードでは約5時間かかったが、同ユニットを利用することで、約20分で変換が行なえたという。
という結構なハイスペック。100分の動画が20分でエンコードできるなら、リアルタイムエンコードも可能という事になる。これだけ小さな媒体にこんなエンコードチップをのせることが出来るという点に、何となく惹かれるものがある。
もちろん使用できるソフトウェアは限られてくるのだろうけど、APIを汎用化してこんな感じのアクセラレータを接続できるような規格でも作られないものかね。例えば、足りない3D処理を行うアクセラレータとか、EAXやDirectSoundのサウンドエフェクト処理を行うアクセラレータとか、そんな感じのUSBデバイスが作られるようになったら面白いなぁ、と。複数デバイスによる処理の多重化も可能になったりとか…。
この製品を見て、ふとそんな事を考えた。
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