BSアニメ夜話 第7弾

7日~9日にかけてBSで放送されたBSアニメ夜話。今回は、「千年女優」「勇者ライディーン」「鋼の錬金術師」の3本。

一番面白かったのは、「勇者ライディーン」の話かなぁ…という気はした。というのも、当時のキャラクターデザインの変遷とか、アニメの社会的な位置とか、今とは違う時代におけるアニメについての談義が楽しかったから。そういう作品が作られた時代背景とかの話は割と好きなんで。
あとは、「千年女優」の話で氷川氏の「キャラクターの転ばせ方」の話が好きだったな。「重心のズレ」とか「『転び』が描ければ一人前」とか。こういう、見落としてしまうような一瞬の何気ない場面なんだけど、アニメーション技術が活かされているシーンを解説してくれると、大変面白い。
「鋼の錬金術師」は、何か不必要に褒めてる感じがするなぁ、という気はした。個人的には結構面白かったと思う作品だったけど、「ライディーン」の話で盛り上がっている人が、次の日に「鋼の錬金術師」を褒めてたりする辺りに、何かとても違和感があるのですよ(笑)。まぁ別にいいけど。

あと、個人的に番組における中川翔子さんのポジションは割と良いんじゃないかなぁ、という気がした。親父どもが寄ってたかって古いアニメに熱弁を振るう番組というのも悪くはないけど、それじゃ番組としてはあまりにもアレなんで、年齢の若いオタクという立ち位置の人間もいてほしいと個人的には思う。別に昔のアニメについて知らなくても良くて、ただ若いオタク視点の反応とか(話に関心を示したり、疑問を投げかけたり)、そういう物があってもいいんじゃないかと。で、そういう立ち位置の人間として中川翔子さんというキャラクターは、結構適任なんじゃないかな、と思う。確かにもう少し内容を語れる人の方がいいかもしれないけど、コスプレしたり絵描いたり色々アグレッシブな人なので(笑)、番組に彩りを添えて若い視聴者を引きつける意味でも、悪くないんじゃないかな、と思う次第。

追記

ああ、あと10日にあった番外編「アニメの時間よ 永遠に ~脚本家 辻真先 1500本のアニメ~」もなかなか面白かった。これはアニメ夜話というよりドキュメンタリーだったけど。


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