7月から土曜早朝に始まった「出ましたっ!パワパフガールズZ」。この主人公3人の声優が出演するイベントが、コミケで行われるそうなのだけど、それが少女向け漫画雑誌「りぼん」の増刊号で告知されたとか何とか。上記のページは、それを受けて警鐘を鳴らしているページ。
Aniplexの公式サイトでもイベントの告知はある。
個人的には、「パワパフガールズZ」の企業イベントがコミケで開かれるという事自体にビックリした。ある程度オタ仕様になってはいるけど、あくまでも子供向け作品と捉えていたので。
最初からそのつもりでプロデュースしてたのか…。いやまぁ、多かれ少なかれ商業的意図が含まれるのは当たり前なんだけど、初っ端からコミケで声優イベントとか、これじゃあ他のオタ向けアニメと何ら変わらないじゃないかと。イベント場所の周囲にはお子様お断りな企業ブースが立ち並んでいるわけで、仮にもりぼん誌上で漫画が連載されるような作品において、それはちょっと考え物。商業主義に目を奪われる前に、もう少し作品の立ち位置をわきまえるべきだと思う。あぁ、でも「おとぎ銃士赤ずきん」の場合だったらちょっと微妙だなぁ(笑)。
今回の場合は、その前に子供が来そうなイベントを排するような配慮を開催側が求めるべきだったんだろうけど。…というか、今までもその程度の事は当然行われてきたと思うんだけど、一体どこから漏れてしまったのやら。
この場合、「自分の身の安全も守れない子供はコミケに来んな」と言う意見と、「コミケ側が安全策を用意しろ。それもできないなら入場制限を課すか開催するな」と言う二つの意見がある。個人的には前者の意見なんだけど、後者の意見ももっともな話なんだよなー、と思う。基本的に入ろうと思えば誰でも入れる状態でありながら、前者の意見を唱えるのはちょっと変に思う。それがイベントの前提であったとしても、前提の告知が十分に行われているとは到底思えないなぁ。
それも含めて「毎回無事コミケを終えられるのが奇跡だ」なんて冗談交じりに言われる事があるけど、よく考えたら公のイベントとしてそれじゃダメだろう、と。もちろん開催側もできる限りの安全策を施してはいるんだろうけど、実際に管理責任が問われるような事態が起こった場合、言い訳ができるのかどうか。
ともあれ、今回のコミケも無事終わってくれればいいなぁ、と。
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