書き続けるために

ITmedia News:どうしてブログは三日坊主になる?

ブログを続けるためのあれやこれやな記事。何となく気になったので取り上げてみる。多分方々で言われてるような事だと思うけど、まぁ一応自分の考えなどをつらつらと。

あちこちの調査で、ブログの数が増えているという話は最近よく出てくる。例えば以下のような記事。

ブログ開設から3カ月後も更新している人が55%、Technoratiがデータ公表
総務省、2005年3月末のブログ利用者は約335万人、SNSは約111万人と分析
スラッシュドット ジャパン | 日本語がブログでの使用言語で世界一のシェア

でも、その中のいくつがまともに機能している事やら…。
「ブログを書こう」と思う人は多くの場合失敗するんじゃないかと思う。ブログという物を目的にしてしまうと、ブログを作った時点で目的が達成され、それ以上モチベーションは上がりにくい。「ブログ作ったけど何かいたらいいか分からない」なんてのはその典型で、そういのはむしろ、何のために開設したのか教えてくれと言いたい。
ブログなんてのは手段であり、文章を記述するためのスタイルであり、目的はもっと別に置くものかと。ブログというと日記をつける事が多く、実際両者はイコールの意味である事が多い。ただ本質的に、日記は目的、ブログはそれを運用するための手段。SNSも同等の手段。
日記をつける人は昔からいるけど、日記が三日坊主になるなんてのはよく聞く話。ブログが続かないのはそれと一緒で、昔から繰り返された事がネットに移行しただけの事。じゃあ別のところに目的を置けばいい。自分の好きな事とか、メモとか、愚痴とか、取り留めのない事でも。さらにブログは、文章を書く以外にコミュニケーションなどの別の手段ともとなりうるわけで、そういった方向に伸ばしていくのもいいし。そのどれにも興味が無いなら、それはブログを使う必要が無いという意味になるわけで、必要がないなら無理してサービスを利用しなくていいという事になる。
そんなわけで、「周囲がやってるから」「ブログをやってみたいから」という理由で無理に不要なサービスを利用する必要はなく、目的を明確にして、その上でブログという手段が最良と考えるなら、ブログを利用すればいいんじゃないの?と思う。(逆に、今現在書き続けていられたとしても、そのうち書く事自体が目的になってしまう事もあるけど…)

余談。
個人的に「ブログ」という単語が恥ずかしいのでこのサイトをブログと呼ぶつもりはあんまりないのだけど、多分端から見れば立派にブログなんだと思うので、仮にこのサイトをブログとしよう。で、自分がこのサイトを始めた理由というのは、その頃何となく日記みたいな物が書きたくてモヤモヤしてた事、当時放していた「LAST EXILE」「ガドガード」「カレイドスター」「十二国記」「キノの旅」「スクラップド・プリンセス」といったアニメが面白く感じられてしょうがなくて、その感想が書きたかった事、技術的なメモを書く場所が欲しかった事、当時「俺ニュース」といったニュースサイトの存在に憧れていた事、といった理由が挙げられる。最初の頃、ローカルで書いていた事もあるのだけど、一カ所のマシンでしか書けないなど環境を選びすぎるので、結局ウェブ上で書く事にし、今の形態に落ち着いたという経緯がある。
当時の目的からはちょっと逸脱してしまったように思うけど、未だに書き続けていられるのは多分、そういった目的を持っていられるからだと思う。


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