新アニメあれこれ 2006年4月 その2

ARIA The NATURAL

まったりゆったり。
1期同様の雰囲気で、なかなか面白いです。幻想的な感じがとても心地良く、見ると言うよりは眺めるという感じで。
2期が作られたという事は、それ相応の人気はあったのね。この作品を好きな自分としても、喜ばしい事です。それにしても最近は、アニメ化→人気が出てDVDが売れたら2期、というパターンが多いねぇ。ローゼンメイデン、舞HiME、リリカルなのは、スクールランブル、ああっ女神さまっ、etc…。アニメ化作品のネタ切れで、ある程度実績のある作品の続きを作った方が売れる、という判断なんだろうけど。別にそれ自体は構わないと思うのだけど、、ローゼンメイデンみたいな、過去の実績に内容が伴わないという惨事も起こるから、再アニメ化の時期は慎重になってほしいところ。ARIAは原作をよく知らないけど、大丈夫…なのかな?

Scool Rumble 2学期

最初のサバゲの部分はあんまり面白くなかったけど、その他は概ね面白いと思う。しかし、6時台→深夜という時間枠の変遷は、この作品の顧客を如実に物語ってるねぇ。それでいいのか。別にいいか。

味楽る!ミミカ

一応「アニメ」にカテゴライズされていたので見てはみたけど、これはアニメというより、紙芝居みたいな感じだねぇ。ちょっと珍しい形態。NHK教育だけに、こういうのもアリだとは思う。ただ、これはアニメ作品というよりは、教育番組という側面が強い印象を受ける。子供向け料理番組という感じで。
NHK教育+子供向け料理番組というと、自分の場合「ひとりでできるもん!」を思い出しますな。ちょうど自分が小学生の頃始まって、結構な長寿番組だったと記憶しているけど、今はもう放送してないのかな?…って、調べてみたら終わったのがついこの前の3月じゃないか(参考:ひとりでできるもん!情報)。ということは、もしかしてこれはその代替番組という感じの位置付けなのかなぁ?

妖逆門

「ばけぎゃもん」と読むらしい。バックギャモンと何か繋がりはあるのでしょうか…って、バックギャモンのルール知らないんだけど。
以前から週刊少年サンデーで連載しているのは知ってた。全く読んでないけど。同時スタートという事は、完全なメディアミックス物という事ね。小学館は、「金色のガッシュ」の後継となる金のなる木を意図的に作り出そうと考えているのか。しかし、ちょっと商業臭が強くて個人的には今ひとつ。
一応アニメを見てみたけど、普通に主人公が不思議な出来事に巻き込まれるという、いたって典型的な導入だったなぁ、と。見続けるほど面白くはなかったかな。
ただ気になったのが、キャラクターが藤田和日郎(うしおととら、からくりサーカス等)の絵そのままという点(笑)。まぁ、原案部分で関わっている様子なので、当たり前といえば当たり前なのかな。

涼宮ハルヒの憂鬱

この主人公を見て妙な既視感があるなぁ…と考え、思い当たったキャラクターが一人。リナ・インバース。「スレイヤーズ」の。良くも悪くも、「スレイヤーズ」は現在のライトノベルの方向を決める舵の一端を担っているように思う。「ヤマモト・ヨーコ」に似ているという意見も見たけど、アレは残念ながら読んでないし、アニメも見てない。かすかな記憶を辿ると、一番最初のゲームを窓から放り投げる場面で、何かキャラクターが気に食わなくて読むのを止めたような覚えがある。なにぶん、もう10年ぐらい前の中学生の頃の記憶なのでそれが「ヤマモト・ヨーコ」なのかどうかは自信が無いけど。
まぁそんな事より涼宮ハルヒ。何せゲームを窓から放り投げる不条理な主人公を嫌悪した自分のこと、パソコンを部から強奪する主人公を好きになれようはずもなく(どうもその辺は昔から変わらないらしい)。というか、それ以前に主人公の行動にやや一貫性が乏しいように思えた。ただ不条理を押しつけるだけの漫画的キャラ付けがされた存在、といった印象。あまり魅力を感じない。話の内容はまだ良く分からんので、作品自体は何とも言えないけど…。
1話の自主制作映画は驚いたけど、まぁこういうのもアリかな、と思う。ただ、正直ストーリー作品としては好ましいとは思わなかった。これはただ奇をてらっただけであって、せいぜい1話の前半のみに留めておいた方が無難かな、と。現時点まで見た限りでは、間に唐突に野球話を挟むという無茶で無意味な構成をしている事もあり、どうも作り手に問題があるような気がしてならない。
ただし、作画や演出の出来はやっぱり良いと思う。OP、EDはもちろんの事、本編も良くできている。
で、京都アニメーション(京アニ)。このアニメを褒める人は多くの場合、二言目にこの単語を入れてくる。確かにアニメーションの技術力は高いし、「フルメタルパニック」や「Air」の実績もあるし(「Air」の方は見た事無いけど、実際評判は高いようで)、ある程度ブランドとしての力があるのは認めるし、実際自分で見ても作られるアニメは良くできてると思う。ただ、猫も杓子も京アニ京アニという現状が、個人的にどうしても好きになれない。だから、どうしても純粋に作品事自体を褒めにくくて。
まぁ、別に見るところは人それぞれでとやかく言う問題ではないのだけど、個人的にはアニメ制作会社の評価とアニメの評価は切り離して考えてもらいたいところです。

シムーン

なんだこりゃあ?、というのが最初の感想。
狙いすぎの設定に唖然呆然。ギャグなら別に笑い飛ばせるんだけど、この設定で本気でストーリー物をやる気とは…。性別を決めるとか、女同士がキスするやら、あまりにも設定が露骨でいっそ清々しいとも思える。
あと自分の場合、1話の固有名詞連続攻撃にあっさり撃沈…。設定を広げるのはいいんだけど、視聴者には分かりやすく提示して…。固有名詞は設定・世界観のイメージを膨らませるけど、いきなり膨らみきった世界観に放り出された視聴者の身にもなってみろ、と。
あと、主人公の声にちょっと違和感。最近は、主人公に新人声優を使うのが流行りなんだろうか。

吉永さん家のガーゴイル

最初はほのぼのした感じが好印象だったけど、肝心の話の内容があんまり面白くないなぁ、というのが正直なところ。少なくとも1話は双葉とガーゴイルの関係を中心に描いて、サブキャラクターのエピソードを入れてほしくなかった。1話からいきなりサブキャラが出張ると、どうも作品の焦点がぼやけてしまうように感じる。記憶の限りだと、「うえきの法則」の1話がそんな感じ。
あと、第一印象では、もう少しギャグが中心だと思ってたんだけど、それよりもややシリアスな話の割合が多くて、ちょっと肩すかしを食らってしまった。個人的には、1話完結で双葉とガーゴイルが漫才やってるぐらいが丁度いいんだけど。
主人公の声はイメージにピッタリだなぁ、と思った。あと、OPは結構好きです。

ストロベリー・パニック!

えーっと、劣化マリ見て?あるいは、強化マリ見てか。
「マリ見て」は、女生徒に対する「憧憬」や「友情」が感情の主軸だと思うけど、こちらは女の子の想いが「マリ見て」より直接的である分、やはり深夜アニメというイメージが強くなってしまっている。何というかこう、「マリ見て」の同人誌を見せられている気分になってくる。
それにしても、「シムーン」といいこういう作品に対する需要って結構多いのね。最近は、男×男というジャンルも相当な幅を効かせているわけで。変な時代になったもんです。

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