最終話。ヴァンがカギ爪への復讐を果たす。
最終決戦は、かなり熱くてかなり面白かった。ヴァンとカギ爪のいかれた会話の応酬と、正面からのぶつかり合いは、見ていて思いっきり興奮した。ガドヴェド戦やサウダーデ戦など、この作品はこういった熱くて見応えのある場面が多かったなー。
また、ヴァンもカギ爪も最後まで、自分の考えを曲げず、姿勢を貫き通してきたことが、この戦いを面白く見せているな、と感じる。自分の思想を信奉して行動を貫き通すカギ爪と、ただカギ爪を倒すことを求める馬鹿代表のヴァン、ってな感じで。まさに痛快娯楽復讐劇。
もちろん、ロボ戦の演出がよくできていた事も面白さを引き立てている。OPに合わせてヴァンが復活する場面などは、かなり良かった。まぁ、ちょっとご都合主義的な感じはするけどね(笑)。
また、ミハエルとウェンディの決着、エルドラファイブの活躍など、見せ場も盛りだくさんで、最終回に相応しい内容だった。
あと、最後成長したウェンディの元に、感慨も何もなくヴァンがひょっこりやってくる場面は、いかにもこの作品らしい締め方だなぁ…と(笑)。
それにしても、この作品を最初見た時は、スクライドとかトライガンとか、あの辺をごちゃ混ぜにして出来上がった作品みたい、という印象が非常に強かったけど、最後はきちんとこの作品の色を出していたな、と感じる。いや、ちょっとスクライドの色が最後まで抜けてない感じはした…かな?まぁ、監督同じだからしょうがないのか(笑)。それでも、26話を通して、きちんとガンソードという作品は描き出せていたとは思う。
そんなこんなで、この「GUN×SWORD」は、大変痛快で楽しい作品だった。またこういった作品に巡り会えればいいな。というか、谷口監督は次どんな作品を手がけるんだろうな。
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