年末だから色々片づけてしまおうかと。感想なんて見た後にすぐ書けばいいのに、何故か溜めてしまう。
ゾイド ジェネシス 38話 「突撃」
ズーリの町を偽装して、空飛ぶバイオゾイド(名前忘れた)をおびき寄せてズーリの町を襲撃させ、バイオゾイドが帰還した瞬間を狙って基地に襲撃をかける…という作戦をルージが立案・実行される話。
ルージが作戦を立案・実行・指揮する様がとても爽快感があって面白かった。ここ数話は、主人公が周囲に信頼されていく様子、ルージがその信頼に応えようと必死になる様子が丁寧に描かれていて、ルージが徐々に指導者として成長していく過程が見て取れる。ルージ自体には、特殊なゾイドを操ることができるという主人公補正が入ってるけど、それを抜きにしても、きちんと慎重に考えて行動し、信頼されるに値するキャラクターとして描かれている点で、指導者としての説得力があって面白い。
もっとも、それがこのアニメの弱点でもあると思うんだけどね(笑)。というのも、やっぱり子供向けの玩具販促アニメとしては、主人公が絶対的な力と勢いで敵を蹴散らすという展開が好ましいのではないかと思う。この作品は、どうにもゾイドが敗走するとか、勝っても結局負け戦とか、そういう展開が多いように思える。今回だって、主人公が悩んだ挙げ句に出した結論が、空飛ぶ量産型(=要するに雑魚)のバイオゾイドを蹴散らしにかかるという展開。子供にとってはあんまり面白いとは思えない。いや、個人的にはとても面白いと思うんだけど。そんなだから、視聴率1%台とか取るんじゃなかろうか。こういう面白いのは、深夜アニメでやっていただけまいか。
おねがいマイメロディ 39話 「お母さんに会えたらイイナ!」
琴が死んだ母親に会いたがり、サンタクロースにお願いする話。
さすがに今回はいい話なんだろうなぁと思ってたら、クロミを呼び出すために、わざと夢を念じてクロミを呼び出したり、裸サンタを出したり…。いや、話自体は確かに良かったんだけど、あくまでもこういう笑えるネタを仕込むスタッフは凄いと思った(笑)。それを認めてるサンリオもアレだけど。
あと、前からちょっと思ってた事だけど、歌がクロミに対して「座敷童!」と悪態を突いたりとか、バクがシャラポアフィギュアを欲しがる場面など、今までの話の要素を少しずつ盛り込んで、キャラクターに段々特徴をつけていくのは面白いんだけど、このまま続いてくとどこまでキャラクターが強化されていくんだろうか…。バクのシャラポア好きなんて設定、絶対サンリオが目指した方向性から外れてるよね(笑)。いや、面白いからそれはそれでいいんだけど。
ぱにぽにだっしゅ!
一応最初の方と最終回を見たけど、個人的には本当に救いようのない作品だったと思ってる。以下、見苦しい不平不満をつらつらと並べるので、さすがに背景色で隠蔽。この作品が好きな人は見ない方がいいです。RSSやアンテナで見えてしまった人はすいません。
何というか、見事なまでの糞アニメだなぁ…と思った。「こいこい7」の1話を見た時も、「らいむいろ戦記譚」を見た時も、ここまでは思わなかった。というか、「しょうもない作品だなぁ」ぐらいで済んだ。それぐらい酷い作品。
何がダメかといえば、意味のない突飛なネタの羅列。そして、馬鹿馬鹿しくて意味不明なギャグらしき物。で、そのネタとギャグでねじ曲がった、あってもなくてもいいようなストーリー。
まぁギャグ物に特にストーリーは無くてもいいんだけど、その肝心のネタやギャグ自体が見るに堪えないぐらい馬鹿馬鹿しくて、結局何がしたいのか全く見えてこない。見えてくるとしたら、パロディネタやるためにアニメやってるような、作り手の根性。
今まで自分は、アニメ作品に対する「同人アニメ」という批評を何度か目にしたことがある。自分は、この言葉の持つ意味がよく分からなかった。多分、その言葉を使った人自身も、その言葉だけで「何か」を批評した気になって、肝心の言葉の意味をそれほど深く考えていなかったんじゃないか、と思う。ただ、このアニメを見て思った。なるほど「同人アニメ」という言葉に意味を求めるとしたら、この作品がまさにその通りだ、と。パロディネタをやるために作品を作り、ネタを羅列する。この作品から受けたそんな印象は、まさに同人活動(この場合、コミケで行われるような同人活動を指す)その物だと思えた。
自分は同人自体はそれなりに好き。ただ、別に好きでもない作品の同人は、大して見たいとは思わない。この作品は、そんな同人作品を「面白いだろ?」という感じで見せつけてくるようで、それが不愉快極まりない。しかも、面白くないし。
あと、この作品が好きになれないのは、この作品から作り手がこの作品で何を作りたかったか、何を描きたかったかが見えてこないから。何度も書くけど、この作品はただのつまらないネタの羅列にしか感じない。だから、作り手の意志がとても希薄に感じてしまう。そんな物が面白いとは到底思えない。
まぁハッキリ言ってしまえば、自分はこの作品が大ッ嫌いです。別に自分はツンデレじゃないです。
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