蒼星石がアリスゲームに真剣に向き合う話。
今までのほほんと暮らしてきた真紅達に対して、突然アリスゲームを突きつける蒼星石。以前からそんな兆候は見られていたけど、ついに離反したのか…。ローゼンの姿(?)を見た事は、やはりローゼンメイデンにとって大きな意味を持つという事なのかね。
今回の話は、ジュンが人形師である槐の元で人形の制作工程を見学している場面が興味深かったな。人形師が人形に寄せる想いや、気に入らない人形を叩き壊してしまう様は、まさにアリスゲームの縮図のような物を連想させて非常に面白い。
理想の形にならなかった人形は、叩き壊されてしまう。1期で、すでに水銀燈が一度ジャンクに近い存在となってしまった事で、この行為がアリスゲームの運命を暗示させ、強く印象付けていると思った。また、それを描いた上で、蒼星石がアリスゲームに取り組む姿勢を見せた事が、物語を上手く盛り上げているな、と。
この作品において、原作にいないこの人形師が物語においてどういう意味を持つのか、ただの悪役なのかと色々疑問に思ってたのだけど、今回の話を見て、なるほどアリスゲームという作品のテーマに上手く絡めてきたなぁ、と感心してしまった。ただ単に、人形の話だから人形師という、割と安直なキャラ作りかと思ってました、すいません。
それにしても、人形を作る工程の描写は結構雰囲気が出てて好きだった。本格的に取材とかしたんだろうか。
あとは、金糸雀がすっかり真紅組に順応してるなぁとか、ジュンが蒼星石を説得する姿が格好良すぎるとか、1期で割と安上がりに連呼されていた「ジャンク」という言葉(あるいは、その存在)が作品の中でどんどん重みを増しているのが興味深いとか、感想としては大体そんな感じで。
あぁ、あとジュンが翠星石を抱える姿が、似合ってるというか、様になってるというか、何かこう、たまらん(笑)。そういえば、以前ジュンが蒼星石を抱えて雨の中を歩いた時も同じ事を思った記憶があるなぁ。どうも自分は、ジュンが人形を抱えている姿に弱いらしい(笑)。
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