このサイトは、XREAのサーバを使っている。で、このXREAは毎日Webサーバ(Apache)のログ(過去5日分)を提供してくれて、それと同時にAnalogというソフトによるログの解析結果(過去31日分)までくれる。ちなみに、大体いつも4時~5時の間ぐらいに前日分のログが出力される。
いつもこの解析結果を眺めて何となく楽しんでいるのだけど、少々不満があった。それは、解析結果が中途半端な事。例えば、アクセスされたファイルのリストでは10件以上アクセスのあったファイルしか表示してくれなかったり、検索ワードが上位30件までしか表示してくれなかったり、バージョンが古いのでFirefoxの解析に対応していなかったり。
そこで、思い切ってこの解析ソフトを止めて別のソフトを導入してみる事に。最初は自動でログをダウンロードして、ローカルで解析するようなソフトも探してみたけど、どうもFTP機能込みの解析ソフトというのが見つからない。そこで、以前と同様解析結果をブラウザで表示させるタイプの解析ソフトを探してみた。調べてみると、「Analog」、「Webalizer」、「AWStats」という3つのソフトが有名らしいという事は分かった。以前と同じ「Analog」にするという事も考えたけど、「AWStats」は最初から日本語に対応している&解析結果が綺麗という事で、AWStatsに決める。
とりあえず、日本語環境について色々調べてみたけど、どうもAWSTatsは最初から日本語表示できるらしい。しかし、このAWStatsを「完全」日本語化している人が何人かいたので、色々調べてみる事に。
アクセス解析ツール AWStats(バージョンが古い…)
AWStats Ver.6.0完全日本語版のページ(同上)
AWStats日本語化バージョン(同上)
AWStatsをFreeBSDで動かす(手が加えられているため、フレームが使えない)
忘れないようにメモ – AWStats(よく分からんけど動かない)
という事で、結局一回りしてオリジナルのAWStatsをそのまま使う事に。
導入の手順は、AWStatsのサイトからダウンロードしてきたアーカイブファイルを解凍して、中にあるwwwrootディレクトリの中身をアップロード。あとは、その中のcgi-binのディレクトリにある「awstats.model.conf」を書き換えて適切な値に設定、「awstats.conf」とリネーム。あと、それだけだと解析結果の検索ワードが文字化けしてしまうので、Apache/ログ解析ツール – JomoLaboに書かれている「検索キーワード表示を日本語化」を行う。
これで動くことは動く。ただ、実際使ってみて分かったけど、このソフト、基本的に1ヶ月単位の解析してくれない(以前は1日単位)。つまり、1ヶ月分の解析結果がどんどん蓄積されていくわけだ。1日単位の結果を知りたい自分としては、これは少々困る。何かいい案は無いかと調べてみると、衝動買い日記、さむしんぐにゅぅ: AWStats Tips、辺りで1日単位の解析を行う方法が紹介されていた。
要するに、このソフトによって解析されたログは、”MMYYYY(.xxx).txt”(MM: 月2桁、YYYY:年4桁、xxxは設定により変更可能で何も設定しなければ無し)というファイルに収められるので、これを”DDMMYYYY(.xxx).txt”(DD:日2桁)とリネームしてやると、ブラウザから”(CGIのアドレス)awstats.pl?config=xxx&year=YYYY&month=MM&day=DD”と指定することで、1日単位の解析結果が見られるという理屈。
そこで、月単位で解析結果を出す設定とは別に、日単位で解析結果を出す設定を作り、その2種類の設定でそれぞれ解析を行わせて、日単位の解析結果をリネームさせるという動作するスクリプトを、何とかシェルスクリプトとRubyを使って作り上げ、XREAのcronサービスから1日1回自動的に解析結果を出力するように設定。ちなみに、ログファイルが出るのが4~5時ぐらいなので、余裕を見て6時ぐらいに解析を行っている。無事、目的の結果を出力する事ができた。
しかし、1日単位の解析ぐらい、普通にサポートしてくれても良さそうなものだけどな…。こんな面倒な手間、普通の人はやらないし、できないだろうに…。
これで、XREAのログから今まで以上に細々した解析結果を得る事ができるようになった。今のところ、無事動作しているので一安心。
ちなみに、このサイト程度(総リクエスト数(とにかくファイルにアクセスした場合に1カウント)は5000前後、ユニークホスト数(アクセスしてきたホストの数)は500弱ぐらい、ログファイルは1MB強/日ぐらい)なら、解析時にサーバに与える負荷もほとんど無い。
ところで、自分はまるで気にしないのですが、こういう解析される事に対して嫌悪感を抱く人はやっぱりいるのでしょうか…。自分としては、こうやってログ解析してその結果をニヤニヤしながら眺めるのがささやかな楽しみの一つなので、止める気なんて更々無いです。というか、サイトを続けるモチベーションの一つなので、止めたくないです。別に公開したりするわけではないのですが。
ちなみにこの場合のログという物は、どんなウェブサーバであれファイルにアクセスした時点で残される物なので、解析される事はウェブを利用する限り抗いようのない事なんですけどね…。
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