グールドは、テンゲルと魏の国の争いを止め、両国の食料を開放するために、両国に対して実力行使と核で脅しをかける。魏の国でその実力行使を目撃したキールはグールドに対して怒りを向けるも、その後ミサイルによって破壊された軍事施設から人間が帰ってきて喜ぶ村の人間を見て、愕然とする。一方のティーンは、新国連の施設で世界地図が隠されている事を知り、愕然とする。
今回の話では、アオイの元にいたキールがグールドの、グールドの元にいたティーンがアオイの、それぞれにやり方を目撃し、双方の考え方の違いを知る。グールドは力を誇示する事で世界を作り出そうとする、アオイは力を隠す事で世界を作り出そうとする…、上手く言えないけどそんな対立構造かなぁ。
どちらも世界平和のために尽くそうとしているのは何となく分かるけど、グールドは核という使うべきでない力を使う事で、アオイは地図という本来使うべき力を使わない事で、それぞれ犠牲者を生み出しているように見える(少なくとも、グールドの方は明確に犠牲者を生み出していたけど)。つまりどちらのやり方も、地球に住む一般の人々が置き去りになってしまっている…ような気がする。だからこその、キール、ティーン、イスラと赤ん坊といったキャラクターなんだと思うだけど。まぁ、その辺は割と適当な考えなので、違うかもしれん。
今回、キールが「グールドを見返してやる」と言って働き始めたということは、以前キールがヤビツの事でグールドに突っかかっていったのに躊躇ったのは、その前の「誰もお前を信用していない(うろ覚え)」と言われた事を気にしてのことだったのか。でも、別にこの村で働いたところで誰がいるわけでもないし、あまり意味のない行動なんじゃないかなぁ、と思わないでもない。
それにしても、アオイはティーンやダチョウの扱いが甘すぎ。というか、グールドの手下をそんな地下施設に入れるとかあり得ないし。
ところで、「かちふてん」って何の事なのかさっぱり知らんかったので調べてみた。
例えば「兵法三十六計(へいほうさんじゅうろっけい)」という、民衆のあいだで語り継がれてきた漢文がある。いつ誰が作ったのかは不明だが、勝負にあたって取るべき作戦の定石(じょうせき)を、「九九(くく)」のように暗記するため、「六六」36個にまとめたものである。
例えば「仮痴不癲(かちふてん)」は、バカのふりをして相手を油断させる策略。
なーるほどねぇ。
コメントを残す