ファルコムというブランド任せに何でもオンライン化すりゃいいってもんじゃねーぞバカヤロー。
…ってのが第一印象。
とりあえず、今ファルコムが関わるオンラインゲームを挙げてみる。
イースオンライン
韓国のCJ Internet社(旧名Plenus Entertainment社)、eSofnet社、日本ファルコムの共同開発。途中でeSofnet社が事業不振によってCJ Internetに吸収合併される。CJIGという、イースオンライン用ゲーム開発スタジオを立ち上げ、RenderWareというゲーム開発用ミドルウェア(相当有名らしい)を用いての開発が行われている。サービス開始時期は2006年末頃予定。
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ソーサリアンオンライン
台湾の XPEC社と、日本の電遊社による共同開発。サービス開始時期は2005年末予定。
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ぐるみんオンライン
MIDAS Entertaiment Studio社、ファルコムの共同開発。サービス開始時期は2006年末を予定。
どれも、未だにサービスの実体はない。実体は無いのに、情報だけが並ぶ。ファルコムは一体何をやってるんだ…。
こうなる理由は何となく察しがつく。韓国を初めとしたアジア方面は基本的にコピー天国なので、オフラインゲームでの商売が成り立ちにくい。だから、必然的にオンラインゲームによって収益を上げるシステムが伸びる。しかし、オンラインゲームとはこの場合、MMORPGのように長期的に収益を上げるシステムが要求される。ところが、オンラインゲーマーの人口はどれだけ伸びても一定の所で頭打ちになる。何故なら、長期的に収益を上げる=消費者に時間を使わせるという意味で、一人の人間が使える時間に限界がある以上、複数のサービスを兼用する事が困難になるため。ゆえに、オンラインゲームが乱立してくると、必然的に人口が分散され、利益が少なくなる。元々MMORPGのようなオンラインゲームは、ある程度成熟してしまうと収益を得にくくなるシステムだ。
そこで、その頭打ちになった人口を少しでも食うために、他者との差別化を図る必要が出てくる。ここで持ち上げられるのが、ブランド力だ。とりわけ、老舗と呼ばれるゲーム会社のブランド力は相当に強力な物となる。ファルコムは、日本の老舗ゲーム会社で、人気のあるブランド。また、韓国や中国など、アジア方面でも人気がある。だからこそ、オンラインゲーム会社はこぞってファルコムを狙うわけだ。
つまり、このようにファルコムのオンラインゲームの情報が並ぶのは、オンラインゲーム業界が行き詰まっている証拠。実際PCゲーム売り場覗くと、似たようなオンラインゲームがいっぱい並んでいる。そこでホイホイと権利を渡すファルコムも、節操が無いというか何というか…。
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