主人公の弦之介が、伊賀の里から甲賀の里に帰る話。
今回も話の盛り上がり所で、かなり面白かったなー。もしかしたら、今一番続きが楽しみな作品かもしれない。
とうとう主人公の出番か。長かった…。どんな術かと思ったら、自分を倒そうとする相手を自滅させる瞳術。それはかなり反則っぽい術のような気がするなぁ。あ、だから伊賀の側から物凄く恐れられていたのか。
そういえば、前回出てきた朧の「破幻の瞳」が、あからさまにこの術に対抗するための設定な感じ。しかし、それを明かす事を話の展開として引っ張らず、あっさり朧を弦之介の対抗として位置付けてしまうという展開がちょっと意外だったな。でも、朧が弦之介を初めとする伊賀に対抗するための重要な戦力となる事で、弦之介と朧の間が決定的な物と印象づけられたため、こちらの方が展開として面白い。
今回の話を見ると、甲賀は弦之介を絶対的な柱として統率が取れた集団で、伊賀は朧、薬師寺を中心とするも、あまり統率が取れてないという事なのか。だから伊賀は、甲賀の絶対的な存在である弦之介を倒す事を主目的とし、そのための対抗策として何としても朧を戦力に加えようとしている、と。ということは伊賀の側は、弦之介の対抗策となる朧を何としても倒そうとする、という構図になるな。
こう考えると、二人の間の溝はかなり決定的な物であるように見える。この関係がどうなるのか、今後の展開に期待。
結局、朧が持ってた壺は何なんだろうな。
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