2005年1月のアニメ

今まで書いた以外の作品について、簡単に。まとめて書くとういことは要するに、自分の中では「今ひとつ」あるいは「見込み無し」と判断されたもの。

スターシップオペレーターズ

テレビ東京 2005年1月5日 (水) 18:00~18:30
SF物で、「宇宙のステルヴィア」と「無限のリヴァイアス」(現在視聴途中)を足して2で割ったような雰囲気。TV局が堂々と戦争のスポンサーについて番組を作っていたりするところを見ると、資本主義の力が強い世界…という解釈でいいのかな?
展開が唐突すぎ&説明台詞が多すぎで、途中からついて行けなくなってしまい、肝心の何故学生達が戦う事になったのか、その理由と戦いを決意する動機がよく分からかった。描かれていたような軽いノリで決めるような事でないだろう、という事は何となく感じたけど。
とにかく、台詞やストーリーを詰め込みすぎな上に登場キャラクターが多いので、全体的に薄っぺらいという印象が強い。これならCDドラマで良かったんじゃなかろうか。

魔法先生ネギま!

テレビ東京 2005年1月5日 (水) 25:00~25:30
週刊少年マガジン連載中の、多分大人気なんだろうと思う漫画のアニメ化。1クラス分、31人のヒロインという設定に、あきれるやら感心するやら。12人の妹とか6組の双子とかよりは、まだマシ…かなぁ?(笑)
さすがにこれだけの人数がいると描く方が大変なのか、絵や配色に少々違和感を感じる。しかし、一応サボらずキャラクターを描いてるようなので、むしろちょっと応援したくなってきた。とりあえず、頑張ってくださいな、と(笑)。あと、原作より少々テンポが悪いのが気にかかったかな。OPの映像に関しては…まぁ、声優プロモーションアニメと割り切れば。しかし律儀に全員同じような映像で出すこたぁないじゃないかと思うんだけど。
それにしても、赤松健という漫画家は凄いねぇ。31人のヒロインなどという突拍子もない設定を、作品を崩壊させずに週刊連載でキッチリ描いているというのは、ハッキリ言って尊敬に値する。全員に声優を割り当てて、キャラクターCDを出すという暴挙とも思える企画でも、オリコン上位に食い込むだけの売り上げを出しているという人気度にも恐れ入る。作品の企画力とか漫画の構成力とか、そういう才能豊かな人なんだろうなぁ、多分。

らいむいろ流奇譚 X CROSS ~恋、オシヘテクダサイ。~

テレビ埼玉 2005年1月7日 (金) 25:30~26:00
駄アニメの極北を見せられたというか、何かそんな感じ。サービスシーンさえあればいいんだろう、という意図を隠そうともしないのが鼻につく。…まぁ、元々エロゲだからそういう物なのかもしれない。原作は見た事は無いけど。
残念ながら自分には、この駄目さを笑い飛ばせるだけの耐性はいなぁ。

ギャラリーフェイク

テレビ東京 2005年1月8日 (土) 24:55~25:25
なかなかジャンル付けが難しい作品だ。ハッタリと駆け引きで相手を負かしていく、という感じかなぁ?慣れない物だから、盛り上がり所らしきシーンでどう盛り上がればいいのか、今ひとつ掴みきれないのが難点。ストーリー次第によっては、面白い作品になりそうに思えた。

好きなものは好きだからしょうがない!!

テレビ埼玉 2005年1月9日 (日) 24:35~25:05
いやまぁ、以前から名前だけは何処かで聞いた事があったので、こういう作品という事は分かってましたよ、ええ。それなりの覚悟を持って臨んだけど、見事に撃沈。「今日からマ王」は、各種表現をギャグのオブラートに包んでくれているので、まだ大丈夫。しかし、こちらは包み隠そうともしない分、かなりキツかった。
主役二人の声優が緑川光と保志総一郎だけど、この二人は以前「カズマあああぁぁぁ!!」「劉鳳おおおぉぉぉ!!」って叫びながら、宇宙空間で殴り合うアニメで二人のメインキャラで共演してた記憶があるので、それとのギャップに目眩がしそうになった(笑)。
最近、「遙かなる時の中で」「今日からマ王」「ガンダムSEED」「蒼穹のファフナー」といった、女子向けを意識した作品の割合が多くなっているのが気にかかる。そういえば、「今日からマ王」は2年目突入&NHK教育再放送が決定しているし、それなりの需要があるということなんだろうな。それだけに、この傾向はまだ続いていきそうだ。まぁ女子向けだとしても、男と女の関係として描かれるならまだ平気なんだけど、男と男なんて女子しか需要が無い物が増えてしまうと、自分としてはかなり困ってしまうので程々してほしいところ。「巌窟王」ぐらいよく出来ていれば文句は言わないんだけどね…。

UG☆アルティメットガール

テレビ埼玉 2005年1月9日 (日) 25:05~25:35
うーん、個人的にはダメだった。自分としては、駄アニメっぷりで言えばらいむいろとタメを張れると思っているのだけど、各所では意外と評価が高い。下ネタをどれだけ受け入れられるか、どうしようもない馬鹿さを笑い飛ばせるか、その辺の感覚の違いだろうか。何処かで「ドッコイダーを下ネタに特化させたらこんな感じだ」という意見を見たけど、言われてみれば確かにそんな感じかもしれない。でも、ドッコイダーほどの面白さは無いと思うなぁ。
同時に放送される「ヒットをねらえ」は、再放送だっけ?見た事無いけど、これもまたどうしようもないアニメだなぁ…と。しかし、最近は見るアニメ見るアニメで声優として見かけるような気がする能登麻美子は、こんなアニメをやってたのね。OPの主題歌は、ある意味大変素晴らしいチャレンジだと思いました(笑)。

まじかるカナン

群馬テレビ 2005年1月9日 (日) 25:30~26:00
これも元はエロゲだっけ。12月で終了した「リリカルなのは」に引き続き、魔法少女もの。…というか、導入部の、主人公が襲われる辺りがなのはそっくりなのはどういう事だ。何かベースとなるネタでもあるんだろうか。
なのはと比べて、こちらは今のところ主人公が割と受け身姿勢なので、少々やきもきさせられる。あと、男性向け傾向がやや強いと感じる。今のところ、なのはの方が面白いかなぁ…。
主役の声は、何度聞いても「カレイドスター」のそらの声にしか聞こえない(笑)。

まとめ

こうざっと眺めてみると、自分はやはり下ネタとか馬鹿みたいなギャグとか、どうしようもないネタに対して拒否反応を示す傾向にあるなぁ、と改めて確信。今回の「UG☆アルティメットガール」や、以前の「忘却の旋律」が受け入れられなかったのもそれが理由かな、と。こればっかりは嗜好の問題なので、如何ともし難い。あぁ、もちろんヤオイも駄目。萌え傾倒の作品もちょっと苦手。
そんな理由もあり、全体の傾向として今期はあまり「これだ!」と思えるアニメは無かったのが残念。前期は「ローゼンメイデン」「巌窟王」の面白さを1話目で確信し、その期待を裏切らなかった(未だに裏切られてない)。今期には、良い意味で期待を裏切る作品があると良いんだけど。

追記

ういえば、BS-iでやってる「AIR」見たいなぁ…。原作やったことないけど、えらく評判良いみたいだし。「フルメタルパニックふもっふ?」を手がけた京都アニメーションが作っているというだけで、見る価値は十分ありそう。
BSデジタル環境欲しいなぁ…。レンタルDVD待ちか。

コメント

“2005年1月のアニメ” への1件のコメント

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