ネットランナーのOVA

ARTIFACT ―人工事実― | ネットランナーのOVAのキャラ問題より。

11月24日に発売されるネットランナーのOVAについて、登場キャラクターの一人、「任意たん」について、ネットランナー側が作者の許可を取っていなかったどころか連絡すらしていなかった、とのこと。
OS娘がらみで散々あれこれ言われて各所と軋轢を生じてきたこともあり、今度はOVAという大掛かりな企画だし、さすがにその辺はきちんとしているんだろうなぁ、と思っていたのだけど、全然変わってないのね、この雑誌…。
その勝手に作った理由というのが、

  • 以前トレカを作った時には許可をもらっている。
  • その際、サイトの注意書きに「二次創作については、それが常識の範囲内であればこちらからコミットすることはない」と明記されてあった。

というものだそうで。OVAは十分非常識的な範疇に含まれると思うけどな…。もしただ単にこれだけ見せられたら、個人レベルの言い訳じみた回答と思ってしまいそうだ。これは二次創作の「常識的な範囲」を明確化していなかった方にも問題があるのも確かだけど、ネットランナーの持つメッセージを読むと、例え明確化していたところで、ネットランナーが止めていたかどうかは怪しいところ。
ネットランナー的には、同人誌作成と同レベルの感覚なのかな。この場合、立場的に企業と個人がそっくり逆転しているという点で異なっている。確かに個人作成の同人誌だって、企業の許可を取っているわけではないけど、力も無く利益も生まない個人と、力があり利益を生み出す企業を同じ土俵で語るのは、やはり少々アンフェアのように思える。もっとも、法的には同じ著作権で片づけられてしまうんだろうけど…。
結局個人レベルでは、著作物利用の許容範囲を明確化する、抗議の意志を示す、等といった行動以上の主張は難しい。しかし、だからこそ著作物を守りたければ、個人という立場に甘えてその辺りをなぁなぁで済ませず、そのできることを目一杯する必要があるし、しなくてはいけないのではなかろうか。この事件から、そんなことを思った。

ちなみにこのサイト(Melogのこと)、別にキャラクターを生み出したりはしないのですが(笑)、自分の作成した文章、画像等の転載、利用等については別に何も禁止してないです。元々自分の作った物に対して、あまり価値がある物があるとは思ってないし、大して他人を喜ばせるような物も作れないですし。もし仮にそれらが必要とされた場合、嬉しさを感じる、程度のささやかな報酬があればそれでいいと思ってます。どうせ自分で楽しんでやってるサイトですので。ただ、その限りでないもの──つまり他者の著作物ということになりますが──に関してはそういうわけにもいかないですが。
ちなみにこのサイト内において、他者の著作物に関しては、

このようなスタイル(例)

あるいは

このようなスタイル(例)

で明確に判別できるよう心掛けています。ただ、古いログや忘れている時などはこの限りではない場合がありますが。


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