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2004年09月30日のエントリー一覧

PC-98用FDイメージ一覧

自分は昔、PC-98エミュレータでよく遊んでいて、それが理由でPC-98エミュレータのサイトを立ち上げようと考えたことがあります。…まぁ過去形で書いていることからも分かるように、今ではその熱もすっかり醒めてしまい、PC-98エミュレータ界もすっかり成熟してしまって停滞している現状では、サイトを完成させる気力があまり湧いてきません。そこで、その当時作っていた資料に一部手を加えて少し放出しておこうかと思います。さすがに埋もれさせておくには、あまりにも惜しいので。ただし、資料自体は2000~2001年頃書かれた物なので、情報として少し古い可能性があります。
なお、ここで書いていることはWeb上の情報から聞きかじった知識ばかりなので、もしかしたら結構間違っているのかもしれません。その点はご了承下さい。

ここでは、PC-98エミュレータで使用されるフロッピーディスク(以下FD)のイメージデータの拡張子別一覧を書いておきます。ここで挙げている形式以外にも色々あるのですが、ここでは主にFDイメージ変換ツールであるVFIC(Virtual Floppy Image Converter)に対応した形式を取り上げています。なお、作成ツールのリンク先は多くの場合切れてしまっていますが、記録として一応そのまま残しておいてます。

表の見出しに、項目の説明をtitle属性で入れておきましたので、IE、Mozilla、Opera等のブラウザでは、カーソルを合わせることで説明が表示されます。title属性未対応のブラウザを使用される人のために、一目では分かりにくい「環境」の説明だけ書いておきます。

環境
FDイメージ作成ツールが動作する環境 1:PC-98 DOS, 2:AT互換機 DOS, 3:Windows, 4:X68k
PC-98用FDイメージ一覧
拡張子 作成ツール 対応エミュレータ VFIC DE 備考
名称 環境 ANEX NPII 98E T98 T98N V98
一般ディスクイメージ
(べたイメージ)
× 一般的なFDイメージ形式。
2HD
2DD
2D
MAHALITO 1 × × × × × × × フォーマット情報が記録された2HD/2DD/2Dファイルと、ファイルの内容が記録されたDATファイルで構成される。
BIN ディスクイマージュ 3 一般ディスクイメージ 2k、XP対応。
D88 MAKE_HD 1 × × × × × PC-88エミュレータで一般的な形式。Neko Project IIでは、空のイメージを作成。
DITT 2
DBS Enhanced D.B.S. 1 × × × × × × × × 圧縮/非圧縮を選択可。
DCP DCP 1 × × × × × × × DOS時代によく用いられた形式。いくつかのコピーガードを回避できるらしい(?)。
DCU DCU(Disk Copy Utility) 1,2 × × × × × × × DCPと同じく、DOS時代によく用いられていた形式。
DIP DIP × 詳細不明
DISK DiskExplorer 3 一般ディスクイメージ ディスクイメージ管理ソフト「DiskExplorer」のFDイメージ作成機能。
DSK Press1 1,2 × × × × × × × × シェアウェア。98用、DOS/V用の他にFM R/TOWNS用あり。圧縮形式。
EXE SLF 1 × × × × × × × × 実行ファイル形式で保存され、ファイルを実行すると直接FDに書き戻す。圧縮形式。
FDD MKFDD 1 × × × × × × Virtual98用の形式。
FDI ANEX86 3 × × × ANEX86のFDイメージ作成機能。べたイメージにヘッダを加えた形式。
FIM
FIX
Wizard98 v4/v5 1 × × × × × × × × 有名なコピーツール(現在は入手不可能)のイメージ。(元販売元はWESTSIDE)
HDM BKDSK 一般ディスクイメージ 拡張子は、他にDD6,HD5,HDB,DDB等も存在(?)。詳細不明。
NFD NFDMAKE 1 × × × × × × T98-NEXT用の形式。プロテクト情報も記録可。
T98-NEXT 3
Sxx STDFILE 1 × × × × × × × × 拡張子の「xx」には数字が入る(イメージ作成の際の設定による)。シェアウェア。
TFD RUNT98 3 一般ディスクイメージ T98の補助ツール「RUNT98」のイメージ作成機能。
VFD ERCVFD 1 × × × × × × × MS-DOSゲーム支援システム「ERCACHE」に使用される仮想FD。
VFL VFL 1 × × × × × × × × 同ツールによる、複数枚のFDを格納したVFZ形式も存在。圧縮形式。
XDF 2HDtoXDF 4 一般ディスクイメージ X68kエミュレータで一般的な形式。ツールは共にX68k用。
READFD 4
無し MKIMAGE 1 一般ディスクイメージ PC98E用のツール。ファイル名は FD0/FD1 で使用される。

表の中で「一般ディスクイメージ」という物が出てきますが、これは「べたイメージ」とも呼ばれ、FDのセクタを順番に書き出しただけの単純な形式です(それ以上具体的な事はよく知りません…)。それゆえ数多くのFDイメージ作成(FDからデータを吸い出す)ツールは、この形式のFDイメージを生成します。ちなみに、拡張子が違っても中身は一緒です。特徴としては、PC98で一般的な1.25MBのFD(1024バイト 8セクタ)を吸い出すと、ファイルサイズが1,261,568バイトになります。これはFDイメージの標準的な形式ですが、特殊なフォーマットのFDが扱えないという難点があります。MS-DOSフォーマットのFDならばこの形式のイメージを生成できますが、それ以外のフォーマットのFDやプロテクトのかかったFDに関しては、この形式のイメージを作成できません。そういった特殊なフォーマットを使う場合は、D88形式やNFD形式を用いる必要があります。ちなみにプロテクトに関しては、あらかじめ解除しておかないと、ソフトを正常に動作させることはほぼ無理と考えていいでしょう。

なお、Windows上で動く最初のPC-98エミュレータであった PC98E は、既にサイトを閉鎖されてしまった模様なので、残念ながら現在では入手することができません。

FDイメージ考察

これだけ種類のあるFDイメージですが、どれを用いるのが一番望ましいのでしょうか?私見を交えた結論を言うと、TFDおよびD88形式を併用するのが良いと考えます。理由を以下に書きます。
現在、メジャーなPC98エミュレータを挙げると、Anex86Neko Project IIT98-Nextの3つが挙げられます。どのエミュレータにも一長一短があり、なかなか一つに絞ることができません。そこで、どのエミュレータでも使い回すことができる形式が望ましいと考えられます。しかしAnex86では、扱えるFDイメージはFDI形式とべたイメージのみで、特殊なFDイメージを読み込ませることができません。
そこで、特殊FDを扱え、Neko Project IIとT98-Nextで使い回しのできるD88形式と、すべてのエミュレータで使い回しの出来るべたイメージを併用するのが望ましいと考える次第です。では何故TFD形式(要するに、べたイメージの拡張子がTFDというだけの話)なのかと言うと、Neko Project II、T98-Nextでは、FDイメージを開く際にデフォルトで拡張子のフィルタリングがかかっているのですが、ここの初期状態で表示される拡張子にTFDがあるからです。ただし、それ以外にもXDFなども表示されるので、それだけでは理由として不十分です。もう一つの理由として、TFDはPC-98エミュレータの黎明期を切り開いたT98によって作成されるイメージ形式だから、というものがあります。つまりその制作者に敬意を表して…ということなのですが、それを制作者の方が快く思うかどうかは分かりません。ただ、どうせ拡張子を統一するなら、PC-98エミュレータ独自の拡張子があった方がいいと思うわけで、その場合、PC-98エミュレータのT98によって作成されるTFD形式が望ましいのではないか、と考える次第です。
そんなわけで自分としては、PC-98エミュレータのFDイメージとして、TFD形式とD88形式を標準に据えることを提案します。

関連リンク

Anex86
PC-98エミュレータ
Neko Project II
PC-98エミュレータ
T98
PC-98エミュレータ
T98-Next
PC-98エミュレータ
Virtual98
PC-98エミュレータ
Virtual Floppy Image Converter
FDイメージ変換ツール
DiskExplorer
イメージ化されたFDイメージに直接アクセスするツール

その他、この資料を作るに当たって様々なサイトを参照させていただきました。

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