2004/8/4 (水)
● オネアミスの翼
昨日BSで放送してたのを見た。かなり前に一度見たけど、そのときはあまり面白く感じなかったような記憶がある。
で、今回改めて見てみたのだけど、正直感動した。いやもう、これを17年前(1987年3月)に作ったというのが信じられないぐらいレベルの高い作品だなぁ、と。17年前といったら、ちょうど小学校上がるぐらいか…。
作画のレベルは当時の水準を遥かに凌駕していたと聞くけど、改めて見るとそれが十分うなずけた。確かに、最後の打ち上げ&戦闘のシーンとか、相当力が入ってることが見ていてよく伝わってくるし、今の作品と比べても何の遜色もない。
あと、設定も変わってて面白い。架空の世界における初のロケット打ち上げという設定もさることながら、それを表現する世界観の作り込みも、現在のどのアニメにも見られない独自性があって、かなり興味深い作品であると感じた。
その手を抜かない作り込み、作品の独自性を見てると、制作者が本当に作りたい物を作ったんだろうなぁ、と感じる。
でも、色々調べてみるとあまり一般受けはあまりしなかったそうで。確かに自分も視聴しながら、やや平坦なストーリー展開とかぼんやりした主人公とか、やや電波の入ったヒロインとか、その辺の要素があまり魅力的とは言い難いなぁ、と感じていた。昔見たときに面白く感じなかったのもうなずける(笑)。
でも今見ると、その平坦なストーリーの中で、落ちこぼれ集団の中にあったシロツグが変化していく過程と、そこから繋がる最後の打ち上げのシーンでシロツグが切った啖呵、そしてロケットの中での台詞に、すごく味わい深いものがあると思った。…うむ、さっぱり具体性のない感想だな。これ以上は繰り返し見ないとちょっと書く自信が…。
DVD欲しくなったけど、9800円って高いよ…。
23:58
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