2004/5/12 (水)
● あらゆる輸入音楽CDに規制を?――危険な著作権法改正が進行中
5月4日に新宿で行われた、海外CDの輸入規制法案の問題を考えるシンポジウムのレポート等のまとめ。問題点が丁寧にまとめてあって分かりやすかったので、メモ。
22:12
● PSPの仕様確定!260gの小さなボディーに無限の可能性が!
本日のSCEAプレスブリーフィングでPSPの詳細な仕様が正式に発表された、という記事。
何かスペックを見てると凄いねぇ。小さい筐体にそこまで詰め込めるものなんだな…。個人的に注目したいのは、インターフェースにUSB 2.0、IEEE 802.11b,IrDAなど、既存のインターフェースが装備されていること。この点は多くの拡張デバイスや、新しいネットワークゲームの登場が期待されて、非常に面白そう。あと、「UMD」というものをよく知らなかったので調べてみると、「Universal Media Disc」というSCEAの独自規格で、1.8GBの容量がある光ディスクとのことだそうだ。多くの人が使う携帯デバイスに、故障が予想されやすい回転するメディアを用いるのはどうだろう?
しかし、注目の「PSP」日本のサードパーティは全34社!を見てみると、大手が顔を揃えている辺り、携帯ゲーム機の市場を一気に塗り替えてしまいそうな勢いだな…。
ところでE3 2004: PSP Demo Vidsを見たところ、非常に見覚えのあるグラフィックを見かけたので確認してみると、やはり英雄伝説か…。しかし、3と4がごっちゃになってるのはどういうことか。ベースは4みたいだけど…。まぁ多分、開発中と言うことで仮のグラフィックを使ってるということかな。ただ、ムービー中に3のシャリネのシーンが見られたので、3,4の両方を出すつもりなんだろう。…5は…?
あと、イース6も出すみたいだし、ファルコムはPSPに相当入れ込んでいる様子。
ただちょっと気になったのは、PSP 国内ソフトウェアラインアップを見ると、イース6の発売は以前ライセンスを結んだコナミになってるけど、英雄伝説(ガガーブ(仮))がバンダイになっていること。いつの間にそんな話になってたんだろうか。
追記
何故か英雄伝説のスクリーンショットが消されているので、GAME watchの方のスクリーンショットを参考。
楽画喜堂
16:20
● 日本ファルコム,Nokia「N-Gage」向けオリジナルRPG開発
何だこりゃ。オリジナルRPGというのはまだいいんだけど、「N-Gage」ってさ…。
そのゲーム機って
「N-Gage」不振、Nokiaは新タイトルに期待
ノキアの『N-Gage』、売れ行き不調はゲームタイトル不足
こんな物だよ?
そもそもファルコムのような日本人向けなゲーム作りをしてきた企業が、アジアならともかく米国で売るゲームを作るってのは無謀に思える。
そんなことより、さっさとPC版の新作を作ってくれと。
カトゆー家断絶
02:17
● 第4回感想率調査結果発表
光希桃 Anime Stationさんのところで、アニメ感想サイトから募集したアンケートを集計した結果が公開されています。とりあえず順番に感想などをダラダラと。
・感想率ランキング
1位は「美鳥の日々」。アニメ感想サイトにとって、UHF局を見るのは当然のことなんだろうか(笑)。これに関しては自分も結構楽しんでいるので特に疑問を差し挟む余地は無いけど、全体的な感想率は52%と、やや低めにも思える。でも、前回の1位もUHF局で57%だから、そんなに差はないか。2位は「ふたりはプリキュア」。これって一応キッズ向けだよね…?自分は視聴を打ち切ってるけど、そんなにいい物だったのかなぁ。3位は「絢爛舞踏祭ザ・マーズ・デイブレイク」。無難な作りの作品。大きく惹きつける魅力は無いけど、引き離すような欠点もないといった印象だけに、ちょっと意外。自分は好きだけど。
以下目に付くところでは、「MADLAX」や「忘却の旋律」がやたらと上位にいるのに驚いた。位置的には「爆裂天使」(13位)近辺だと思ってたのにな…。前評判の高かった「MONSTER」に関しては、それより下の18位。確かに少々面白味に欠けるようにも思うけど、ここまで下とは思わなかった。個人的に好きな「モンキーターン」は39位…って、「DANDOH!!」より下なのか…。
個人的には、前回あった文/キャプ/絵のジャンル比率も入れてほしかった。前回は、萌え系アニメは妙にキャプチャサイト率が高くなるという結果が見えて面白かったなぁ。
あと、この感想率調査に関して光希桃さんから自分の答えたアンケートに関して以下のデータが返ってきた。
—
取り扱い作品数:4本 ( 161サイト中 147 位 )
感想数:1.7本 ( 154 位 )
—
…アニメ感想サイトに名を連ね、この調査に参加している事に対して大変申し訳なくなってきた…。最近あんまり感想書いてなくて少々寂しくなってきたし、今後は少し増やしていこうかと思う次第。
・継続率
続いて継続率(未だに見切られてない率)。…が、母集団の大きさを考慮してないランキングなので、視聴数が2人とか3人の作品が上位にきてるのはいかがなものか。どちらかと言えば「見ず切り率」も加味して、(見切り数+見ず切り数 / 視聴可能数)ランキングにした方がいいのではないかな、と。それはさておき、上位3つは飛ばすとして、事実上の1位はここでも「美鳥の日々」。さすがに強い。その下に「さくら」と「ナディア」という、NHK二大再放送アニメ(何それ)が来ているが「見ず切り率」が高く、見事に再放送アニメの特徴が良く出ているなぁ、と。あと気になった点で、継続率が低く感想率が高い作品(「マーズ・デイ・ブレイク」辺り)は、視聴者層の極化が進んでいるということだろうか。
・終了番組評価
どちらかといえば、自分にとって一番知りたかった結果がこれ。
1位「カレイドスター」2位「プラネテス」が他を寄せ付けない強さ。カレイドに対するプラネテスのサンプル数の少なさは、そのままBS受信可能者のハンデを表しているということかな。この2作品は、自分の中でもかなり面白い作品であっただけに、この結果は大変納得がいく。3位は「R.O.D」の先行放送…って、そんなに面白かったかなぁ、これ。自分の中での3位はフジテレビの「R.O.D」ではなく、4位の「GUNGRAVE」。しかしこれ、やはり見切り率がかなり高かった模様…。
ランキングをざっと見ると、どうしてこれが殿堂入りなのかよく分からない作品にも殿堂入りになっている辺り、「殿堂入り」の捉え方も人それぞれなのかなぁ、と考えてしまう。自分は結局、殿堂入りは「プラネテス」にしか入れなかった。いや本当は「カレイドスター」も入れようと思ったけど、プラネテスは結局問答無用でDVD買わせるだけの魅力があったということで、相対的にカレイドスターを一段下げて「名作」に入れてしまったので…。それに、あと他に「GUNGRAVE」も名作入りしてたけど「殿堂入り2本に名作1本というのはバランスが悪い!」という考えが働いてしまったというのもある。今思えば、結構後悔してる。
逆に「駄作」に5本も入れてしまった辺り、ちょっと評価がネガティブ過ぎたかなぁ。具体的に名前は挙げないけど、ストーリーが全然完結してない作品は駄作扱い。自分は作品をややストーリー偏重で捉える傾向があるので、続き物の作品で全然完結してないといのはそれだけで致命傷だと考えている。物語の起承転結の「結」どころか「承」の途中に差し掛かったぐらいで終わったような作品を「作品」として評価しようにも…。そういう意味では「PEACE MAKER 鐵」もかなり中途半端だったけど、あれは一応最終回辺りで一つのエピソードを消化させて終わらせた点でそれなりに良かったと思ってる。あと「R.O.D」が打ち切られたのは感心しないけど、それは「アニメとしての評価」ではなくて「放送局」もしくは「製作会社」の評価なので、アニメとは切り離して考えてる。逆に言えば、一話完結型であれば基本的に駄作扱いはしない(笑)。もちろん、純粋につまらなかった作品も駄作に入れてる。
そんなネガティブ気味な評価をしてしまったせいか、「サイト別きびしさランキング」でこのサイトは23位と高い位置に。別にアニメが嫌いとか、適当に作品を見下していれば格好いいとか、そういう考えをしてるわけではないです。念のため。
今回、「継続率」と「終了番組評価」はコメントが入れられるようになっていたため、各数値のリンクから評価コメントが見られるようになっている。自分は…実は一つもコメント入れてない。最初は色々入れようと思ってたけど、何かあれこれ考えているうちに疲れてしまって…。それにあんまり量も書けないみたいだったし、そこに大して中身のあるコメントも書けなかったし…。でも、他の人のコメントを見ると面白くて、やっぱり書けばよかったと後悔。
まぁ何はともあれ、光希桃さん、大変お疲れ様でした。また次回を楽しみにしています。
00:40
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