2004/2/20 (金)
● GUNSLINGER GIRL 最終回
何でこんな時にノイズだらけなんだ…。
最終回。原作だと8話の話。
話自体は、少女が義体として生きていくことの悲劇性と、それを受け止めながらも力強く生きていこうとする姿を描いている回(多分)、ということで最終回としては妥当な感じがした。でも、最後のアンジェリカは、原作見てない人には死んだように見えるのではなかろうか…。
全体的には割と面白い作品だったと思うし、原作を買う気になるぐらいに気に入った。また、オリジナルのエピソードも、原作を補完する形で上手く作られていて、原作既読でも楽しめる要素が多かった点は良くできていたと思う。
あと個人的に、物語全体では義体が悲劇性のある物として描かれているのに対し、現在放送している攻殻機動隊の「義体」が物語を構成する社会の一部として、淡々と描かれていることの対比が面白かった。
そういえばこれ、DVDが5話ゲーム付き6800円という破格の値段設定という点に結構惹かれるんだよなぁ…。
ちなみに、この作品で自分が好きなキャラクターはヒルシャーだったりする。その理由はがんすり保育園を見たから(笑)。
02:41
● 十二国記 東の海神 西の滄海 転章
一応の最終回…ということになるのかな。
この「東の海神 西の滄海」は、どうにも蛇足感が否めない。「風の万里 黎明の空」で終わらせておけば良かったのに、と感じてしまう。まぁ外伝と考えればいいのかもしれないけれど。ただ、それを差し引いても、驍宗と泰麒が行方不明ということになっていて、日本に泰麒が戻ってしまっている、という点がほったらかしになっているのもいただけない。
いっそのこと、その辺りの話は完全に端折ってしまえば、アニメとして綺麗に完結したのに…。どうにもその辺りが中途半端に終わっているのが何とももったいない。
でも、その点を気にしなければ非常に面白い作品であったと思う。
昔の中国をモデルにした架空の舞台の緻密な設定は魅力的なものであったし、陽子の成長とその周囲の出来事を丁寧に描いた英雄譚的な作りは、見ていて大変面白いものだった。
ただ、個人的には陽子よりも小松尚隆と六太のキャラクターの方が好きだったなぁ。そういう意味では、「東の海神 西の滄海」は割と楽しめたんだけどね(笑)。
あと、この作品は結構良い台詞が多かった。特に、「風の万里 黎明の空」のラストの陽子の演説はかなり痺れる。その点も、この作品の魅力の一つだろうな、と思う。
中途半端に終わったのが残念だけど、こんな面白い作品をアニメ化してくれてありがとう、NHK。でも、できるならまたいつか続きを作ってくれないかなぁ…。
01:37
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