2004/2/18 (水)
● 富士通が「視覚障害者も利用しやすい」Webデザイン評価ツールを公開
富士通が、視覚障害者や色弱者のに向けたWebデザインを行うために、アクセシビリティを向上させるための補助となるツール群を公開した、という記事。
ツールは次の3つ
- WebInspector: ウェブページを読ませることで、文字の大きさや背景の色、HTMLの記述、文章の記載方法等を総合的に判断して、ウェブサイトの読みやすさを診断する。
- ColorSelector: 文字色と背景色を指定することで、その見やすさを診断する。
- ColorDoctor: ウェブサイトを、実際に視覚障害者の見える色に変換して表示する。
WebInspectorとColorSelectorはJavaが必要で、ColorDoctorはWinXP専用、かつ.NET Framework 1.1 のインストールが必要。
WebInspector に関しては以前からあったみたいだけど、今回初めて知ったので使ってみた。チェック項目は「優先度2」にしていくつかのページを診断。
すると、チェックした大体のページで
「このファイルはすべてのチェックをクリアしました。優秀なページです。」
だそうで。以前、アクセシビリティにはそれなりに気を付けていると言ってたけど、一応それなりに成果があった、と考えていいのかな。ちなみにクリアできなかったページは、インデックスページとか。
ただ、優先度2を通過したからといって全部の項目をクリアしたかというと、そういうわけでもない。
一番多いのは「<a>のtarget属性が_blankになっています。新たなウィンドウを開かないようにしてください。」というもの。ただ、これは「場合によっては、問題ではない項目です」とのことなので、_blank は外部リンクの場合と定めている場合はあまり気にしなくてもいいのではないかと。でも、そういった点も視覚障害者には難点となり得るという点に、ちょっと考えさせられてしまった。
次に多いのが、「「yy/mm/dd」という文字列があります。日付はyy年mm月dd日にしてください。」というもの。これは、一応そういう問題があることを知ってはいたけど、あまり気に留めなかった。今後は少しそういう点に気を付けてみようか。
あと、「リンクのある<img>にalt属性(代替テキスト)がありません」ってのもある。これは結構面倒なんで…。imgタグの必須属性ということは知っているんだけどね…。
あと、「<html>にlang属性がありません。」ってが必ず付くけど、どうやらXHTMLには対応してないようで…。互換のための「lang=”ja”」を入れてないのは、ただ単にlangが無くてもあまり問題無さそうだったので。でも、優先度1となっている所を見ると、一応入れておいた方がいいのかも。
その他に目立つ問題は、配色に関して。色々と気を遣ったつもりだけど、いくつか「コントラストが足りない」と言われてしまった。
もう少し色々調べて、「視覚障害者や色弱者に優しいページ」を堂々と名乗れるように頑張ってみようかなぁ。
23:50
● EPSあれこれ
普通の人にはあまり身近ではないと思うのですが、大学などでTEXを使う人には割と関係のある画像形式、EPS。Illustratorでも使われるために、DTPの関係で使う人もいると思います、というかそっちの方が多いのかも。EPS 画像で検索すると半々ぐらいかな。
EPSというのはPostScript(PS)というページ記述言語から、図形を構成する部分のみを抜き出して単独で用いられる形式です。これは、ただの画像だけでなく、ベクトルデータなども用いることができます。また、普通の画像と違いページ記述言語ですので、テキストエディタで開けば普通に中身が見られたりします(画像データが入ってる場合は、その部分が化ける)。そんなファイル形式ですから、普通の画像ビュワーでは閲覧できません。PostScriptを解釈できるソフト(GhostView等)が必要になります。
参考:
PS vs EPS
SFC CNS GUIDE 2001 – 画像ファイル形式
Adobe Illutrator お茶の子サイサイ – 画像フォーマット、EPS
で、TEXを扱う上で図が必要になるので、このEPSファイル作成・出力できるWindows用のフリーソフト、要するにドローソフトを探していたのだけど、どうも今ひとつ馴染めなかった。以前はLinuxでTgifを使っていたけど、Fedoraに替えてから日本語の扱い方がよー分からんので面倒になってしまって(笑)。
で、ふとOpenOfficeにドローソフトがあったことを思い出し、使ってみる。操作性はTgifほど良くはないけど、簡単な図を描くのであれば十分使えるものだと思った。しかもこれならWindowsだろうとLinuxだろうと気にせず使えるのがポイント高い。
肝心のEPS出力も問題なく使える。エクスポート時のポイントは
・必要な範囲を選択した状態にして、「選択範囲」ダイアログボックスにチェックを入れる。こうしないと余計な余白が入る。
・インターチェンジ(EPSI)にチェックを入れる。これが無いと、Tex等で正常に出力できない。
など。
ちなみに、エクスポート時にTIFF形式のプレビュー画像を埋め込んだ場合、対応した画像ビュワー(IrfanVIew等)でそのプレビューを閲覧することができるようになる。
…ん?結局ここで何が書きたかったんだろう…。
12:15
● DGCA 1.01リリース
圧縮ソフトCGAの作者が、より高機能な圧縮ソフト「DGCA」をいつの間にかリリースしてた模様。
一応使ってみました。さすがに圧縮速度に難はあるようですが、圧縮率と機能の豊富さはなかなか優れているのではないかと。…といっても、そんなに色々比較したわけでもないですが。
RARでなくてもリカバリレコード(破損した際に復元するための情報)を付与できるのは強みかもしれない。
前GCAは、初期の頃にバグがあったか何かで、ファイルの破損が起こるという問題があったと記憶してますが(最新バージョンでは起こらない…はず)、今回はそんな事は起こらないといいなぁ。
Black City
02:02
● イース6のアニメ化
やっぱり激しく気になるのでしつこく取り上げる。
一応、それらしき情報がMOON PHASE さん雑記の所にありました。
OVA…なのかなぁ?イースオンラインがらみの何か、という可能性は無いのかな?
OVAなら天空の神殿以来か。で、アドルは草尾毅が演じるのですか?
01:14
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