何か全然アニメが見終わらないので、とりあえず最近終わったアニメの感想でも。
半分の月がのぼる空
入院した少年が病弱な少女と出会って恋に落ちるという、端的に書くと大変ありがちな設定の作品で、終わってみればやっぱりそれ以上の作品ではなかったような気がする。
描き方が悪かったのか、キャラクターがあんまり好きになれなかった。特に、ヒロインの担当医は患者である主人公をを殴るわ突き放すわで、見ていて気分が悪くなる。しかもそれがとても個人的な事情によるもので、全く共感できない。まぁ、医者以前に人間性に問題があるキャラクターを見せられて、愉快になれないのは当たり前だと思うけど…。
結局最後、ヒロインの病気は治らずじまいだったけど、これといって心に響くこともなく「ふーん」程度にしか感じなかったな。最後の主人公が病室に乗り込むシーンも全くのパンチ不足。
ちょっと面白かった点を挙げるなら、半クールという極端に短い放送期間。今まで、15分x1クールという作品はあったと思うけど(「瓶詰妖精」とか。「バトルプログラマーシラセ」は変則的なのでちょっと違う。今放送中の「びんちょうタン」「REC」もほぼ1クール)、30分x半クールは初めてだったと思う。まぁこれぐらいの期間でも、内容の作り込みはともかく小説の販促的役割は果たせるのかな。
雪の女王
一応最後まで見た。世界名作劇場的作品で、そんなに悪い作品ではなかったと思う。ただ、特にこれといって特筆するような内容でもなかったような。あと、カイが最後までほとんど攫われたお姫様の役に甘んじてたのは何だかなぁ、という気がしないでもない。ゲルダがそこまで必死で追いかけるカイというキャラクターの魅力を、もう少し前面に出すような場面があっても良かったんじゃないかな、と。
関係ないけど、ゲルダ+雪という点から、何となく「英雄伝説III 白き魔女」をイメージしてたのは、多分自分だけ。いや、あっちは「ゲルド」だけど。
今日からマ王
実は2年目からはほとんど見てない。いや、さすがに長すぎて視聴する気力が続かないですよ…。この作品、放送期間的には8クールぐらいあったはずだけど、間に総集編とか特別編とかたくさん挟んだから全78話、約6クールなのね。
で、今回最終話だけ見たから、一体何が起こってるのかさっぱりだ(笑)。とりあえず見た感じとしては、上手く話を盛り上げて無難に終わらせたなー、という印象。最後、結局魔界と人間界が往来できるようになったというのは、こういう作品には定番かな、と(笑)。
自分はよく知らないけど、アニメ雑誌やネットやコミケの様子を見る限りでは、そっちの方面には結構人気がある作品なのね。自分の中では、腐女子の入門作品というイメージなのだけど、違ってたらすいません。ついでに言うと、その先は「マ王」→「好きしょ」→「Loveless」とレベルアップしていくような感じがする(笑)。
NHKで何度も再放送や特別編を組んでいた辺り、視聴率的にも結構な数字を誇ってたのかな、と思う。NHKは視聴率が出ないので何とも言えないのだけど、あくまでも外から見たイメージとして。
個人的に「マ王」は嫌いではなかったけど、それほど積極的に見ようとも思わなかった作品だった。まぁ元々キャラクター人気が強そうな作品ではあるので、自分みたいにヴォルフラムの婚約云々の話で一歩引いて見ていた人間には、あんまり合わない作品なのかも。
それにしても、こんな作品がNHKで放送されるとは、凄い時代になったもんだ。以前、「ホモアニメ」で検索すると「今日からマ王」のページがトップに来るなんて話もありましたっけ。さて、今検索するとどうなるだろうと思ってやってみた。
ホモアニメ – Google 検索
Yahoo!検索 – ホモアニメ
MSN サーチ Web: ホモアニメ
「マ王」の文字が全く出てこないMSNはある意味健全だなぁ、と思った。
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