最終回あれこれ 2005年9月 その2

あまえないでよっ!!

どこにでもありそうな、普通のハーレムラブコメ&UHF局向けお色気作品という感じの作品だったかな、と。大した盛り上がり所も無かったので、特筆するような事もなし。まぁ、普通の作品止まり。もう少し他のハーレムラブコメ物と差別化を図るべきかと。

極上生徒会

うーん…どうだろう?あまり真面目に見てなかったので、キャラクターの名前を最期までさっぱり覚えられなかった。それぐらい、設定にもキャラクターにも、あまり魅力を感じなかった。
何というのか、先生より権限のある生徒会とか、いきなりとんでもない能力や権力で、解決に導く話とか、いかにも「でたらめ」な感じがイマイチ乗れなかった…とでも言えばいいのかなぁ。あと、キャラクターの掘り下げも足りない…というか、キャラクター多すぎるような気がする。だから、後半になってシリアスな話を持ってこられても、物語に入り込めななかった。最終回で生徒会の面子が活躍する展開は、見ててポカーンという感じ。
もう少し、活躍するキャラクターを絞って(登場させるまではいいけど、メインの面子を限定するとか)深く掘り下げた方が、面白く感じられたんじゃないかな、と思った。

陰陽大戦記

子供向け番組と思って侮ってたら、意外と面白かった。ストーリーも結構しっかり作られてたし、なかなか燃える展開も多く、見ていて楽しかった。最終回の締めもしっかり作られていて、良い作品だった思う。
あと、基本的な玩具販促という面もしっかり作られていたと思うし、同人向け的なネタも仕込まれていた様子(最期のエピローグで、テルがビックサイトにいる場面がそれを象徴しているような)で、小さなお友達から大きなお友達まで、ターゲットを結構幅広く見積もってるなぁ、という印象。もっとも、この後の時間枠の「ビィト」が2年目に突入して、こちらが終了という事は、基本的な玩具販促の方面はあまり芳しくなかったのかもしれない。
恐らくこの作品のコンセプトは、PS2のEyeToyを使ったゲーム(玩具を使って印を切る動作をカメラで検出して、ゲーム内に反映させる)を視野に入れてデザインされたものだと思うんだけど、どうせなら今後発売する任天堂のRevolution(画面をポインティングするコントローラーを標準装備)と組んでれば良かったのになぁ、と思わずにはいられない。

ハチミツとクローバー

あぁ、自分に少女漫画は無理なのかなぁ、と思えた作品。正直に言うと、あまり面白くはなかった。以下ファンの人にはあまり面白くないであろう感想。
まず何がダメかと言うと、何がしたいのかよく分からん話の中身。片想いという作品のテーマ(?)は分かるんだけど、じゃあそれを使って何をしているのかと言えば、ありていに言ってしまえば単なるヨタ話を延々と。自分にとってその片想いや恋愛観というのは作品の要素であって、それだけで楽しめるような代物ではない、と思ってる。そういうヨタ話自体を描くアニメという物もアリだとは思うんだけど、この作品の場合、世界観が現実世界に則している上に大した内容があるとも思えず、あまり面白い物ではなかったなぁ、と。
あと、よくこの作品の評価として聞くのがリアルな恋愛模様、といった物(参考:ITmedia Games:「ハチミツとクローバー」映画化決定)。作品を見たけど、「どこが?」と。女性の脳内に描かれた理想現実にありそうな恋愛模様、と言われれば大いに納得するんだけど。そう思う理由は、登場する男がいかにも女の理想像を絵に描いたような代物で、思考や行動があまり男っぽくない事。ハッキリ言って、見ていてあまり気持ちよくない。特にポエム。あれはちょっと(笑)。面白い言い回しや上手い表現があるのは認めるけど、それはそれ。あぁ、ギャルゲーを見る女の視点ってこんな感じだろうな、と。ちょっと酷い事を言うけど、ギャルゲーやってる方はあれを架空の物と割り切っている場合がほとんどだと思うけど、この作品もそのギャルゲーと大して変わらないと思うし、「リアル」などと言うのはいかがなものかと思うよ?もっとも、これは出版社がつけたコピーなのかもしれないけど。
まぁそんな感じで、自分にとってこういった女性向け作品はあまり肌に合わないようで。でも、最終回辺りは結構ドラマチックな展開で、割と面白かった。最終回もなかなか良く締めてたと思うので、後味は悪くなかったかな、と。


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