創聖のアクエリオン 10話 「空に星、地に花」

20050611_aquarion.jpg「理想を追い求め、空ばかり見ていると、地上の花を見失うこともある」→シリウスとアポロが自分の未熟さを認める話。

アポロが合体時にヘッドを主張したために、ケルビム兵との戦いでシルヴィアが負傷。そのためにアポロとシリウスの間に不和が生じるも、最後には互いに未熟さを自覚する…という流れだと思うんだけど、今回のはどうもアポロの態度が悪くてアポロが一方的に悪いような感じを受けなぁ。結局アポロが最初にヘッドを主張しなければ事件は起きなかったわけで。未熟さを自覚しろとシリウスに言われ、うるせぇと突っぱねるアポロも印象が悪い。
「俺の話を聞け!」「てめーの話は聞かねぇ!」と言い争う「スクライド」の劉鳳とカズマを思い出したけど、あちらに比べてこちらは、アポロがただ単にシリウスを突っぱねてるという構図でしかなく、アポロ=悪役というイメージが際立つ。それに、いつもの話に比べて露骨にアポロとシリウスの仲が悪く描かれていたので、そこに不自然さを感じてしまった点もいただけなかったかな、と。

今回の技は「無限交差拳」だけど、シリウスがアポロに未熟さを自覚しろと言った直後、何かに気付いて「無限クロー」=「無限交差拳」という流れがよく分からなかったな。展開としてはちょっと強引な感じがするけど、まぁいいや。
あと、四つん這いになってソーラーアクエリオンがケルビム兵に突っ込む場面。これは多分その前にアポロがシリウスの足下を狙った事でシリウスとの試合に勝利したことから来るアポロの慢心を表現し、そこに負けたことでアポロが自分の未熟さを自覚するという流れは面白い。この作品は、毎回所々にこういった演出を仕込んでくる点に感心するなぁ。


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