中国の身の丈

中国大学受験:今年も鉛筆の「偽2B」問題が浮上 (MSN-Mainichi)

続けて中国ネタになってしまった。一つ前の記事に関してあれこれ見てたら、目に留まったので。
中国の大学受験「全国統一試験」では以前から機械読み取り方式を採用したが、この機械が2Bの濃さの鉛筆しか読み取れないため、2Bの鉛筆が不足。そこに色の薄い偽物が市場に出回り、それを使った受験生は機械に誤りと判断され、受験に失敗する例が後を絶たないそうな。

ちょっと信じがたい内容だけど、これがどうも嘘ネタでも何でもなく事実だと。
2Bしか読み取れない粗悪な読み取り機が製品としてまかり通っている品質面での問題とか、それを大学受験などという、人の人生を左右する、間違いが洒落にならないような場面で扱われているという意識の低さとか、2Bの鉛筆が不足する事態を引き起こし、そこにまで偽物が出回ってしまうような市場とか、これが今急成長を遂げ、世界から注目されている国家の実体というのも…。
中国は一生懸命背伸びをして、周囲を圧倒しようと画策しているけど、背伸びしたところで身の丈は変わらないということだろうか。それどころか、背伸びしたもんだから足下が不安定になって、バランスを崩してしまいそうな気配すら感じる。
そのまま倒れてしまってもらうと色々と困りそうなので、中国には高みを目指すだけでなく、足下を見つめ直してもらいたい。具体的には、情報規制とか品質管理とか教育とかコピーが氾濫する市場とか(それらによって形成される国民の意識とか)、外から見て明らかに時代にそぐわない国内状況を何とかしてくれないものか。

参考

中国当局がウェブサイトとブログを登録制に


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