最近、外出先で(特に近場のファミレスで)「FON_FREE_INTERNET」というWi-Fiアクセスポイントを見かけるようになった。これは、FONというサービスに加入していると使える無料のWi-Fiアクセスポイント。
FONというのは、他者が利用可能なアクセスポイントを自宅等に設置することで、他者のアクセスポイントを利用できるという相互Wi-Fi利用サービス(参考:FON – Wikipedia)。FONサービス自体は以前から存在は知っていたけれど、特に気に留めていなかった。しかし、こうしてちょくちょく見かけるようになると、利用したくなってくるというのが人情。
FONに接続するためにはFONルータという専用の機器が必要になる。Amazonで購入する事もできるが、SoftBank携帯の加入者でパケット定額サービス契約を結んでいる場合、以下のページから申し込む事で無料でもらうことができる(データ定額サービス契約時に貰う事もできるそうな)。自分の場合はずっと前からこの条件を満たしていたので、問題なく申し込みが完了し、3,4日で届いた。
Wi-Fiルーター無料提供:Wi-Fiをはじめよう | ソフトバンクモバイル
このFONルータは、2011年2月頃より公式にはSoftBank端末所持者用のルータという扱いになっている。実際、同梱のマニュアルにもAndroidやiPhone等のSoftBank公式の接続アプリを使った接続方法しか書かれていない。(この接続は、FONサービスとはまた別物の模様。)そしてSoftBankの見解としては、このルータのFONサービスとしての利用を認めていないようだ。(参考:ソフトバンクWifiスポットが仕様変更。パソコンでの接続がグレーゾーンに – モバイラーズオアシス)。
しかし実際のところ、設置したルータは問題なくFONルータとして利用することができたし、一部のアクセスポイントを除いて普通に利用できるという報告が散見される。
んで、FONに登録してルータを設置し、無線LAN端末でFON_FREE_INTERNETアクセスポイントに接続して、ブラウザでFONの認証を行ったところ、特に問題なく使うことができた。FONルータがネットワークに接続されると、FONのアカウント上で以下の画像で示すように認識される。これが表示されている限り、各地のFON_FREE_INTERNETのアクセスポイントを簡単に利用できるという事になる。(ルータが起動していなかったり、未登録だと15分/日程度しか使えないそうな)。
なお、アカウントとFONルータの紐付けがどうなっているのかと言うと、「FONルータで一番最初にアクセスした人間の所有ルータと認識される」そうだ。つまり、ちょっと繋いでる隙に他のFONユーザーに割り込まれると、その時点で割り込んだユーザーの物という事になる。そのプロトコルは、さすがに少しどうかと思う。以下参照
Foneraは最初にFON_APに繋いで認証した人の登録になるので、たまたま発見した第三者が未登録のFON_APに接続した場合
意図しなくてもその人のものになってしまいます(未登録のAPと登録済のAPは区別がつきません)
それを防ぐためにも登録してください
自宅に置いたアクセスポイントに接続された端末はネットワークが異なるので、自宅のLANに侵入して共有フォルダが見られたりすることはないが、公開WebサーバやFTPサーバ等を設置している場合は、ローカルなIPアドレスでアクセスできてしまったりする。気になる場合はFONルータのネットワークを切り離す手もあるが、FONルータ自体のIPアドレスはDHCPで取得する仕様なので色々面倒臭い。
とりあえず、これでFONのサービスが受けられる体制が整った。
しかし、使いたいときに都合良くアクセスポイントがあるかどうかはまた別の話。
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