ITmedia ライフスタイル:電子書籍フォーマット「XMDF」、普及には何が必要かより。
電子書籍について、シャープが力を入れているらしい。
電子書籍のXMDFというフォーマットについては全く知らなかったけど、何やらシャープが作った電子書籍用のフォーマットなのか(参照:「Mobile:XMDF【えっくすえむでぃーえふ】」)。
しかしこのフォーマット、東芝のΣブックやソニーのリブリエといった書籍リーダーは対応していないらしい。それもそのはず、調べてみるとシグマブックはebi.j形式、リブリエはBBeB形式という独自の形式で、シャープもXMDFの推進フォーラムのようなものを立ち上げることは考えていない
と、それぞれが市場の独占を狙って、独自の規格を推し進めようとしているから。
記事のタイトル、「普及には何が必要か」と聞かれれば、「各社の協調」が一番適当だろうな、と。少なくとも、XMDFの高機能化じゃないだろう。
そういえば、以前電子書籍のフォーマットにpdfを用いるといった話も聞いた事があったような無かったような記憶があるので、その辺はどうなってるんだろうかと思って調べてみると、RandDマネジメント ドットコムさんに以下のような一連の記載が。
- 電子書籍規格の戦い (1:期待感の高まり)(20031105)
- 電子書籍規格の戦い (2:汎アドビと反アドビ)(20031106)
- 電子書籍規格の戦い (3:XMDFの踏ん張り)(20031107)
- 電子書籍規格の戦い (4:シグマブックの挑戦)(20031107)
- 電子書籍規格の戦い (5:T-Timeの苦闘)(20031116)
- 電子書籍規格の戦い (6:HighWireの意味)(20031117)
- 電子書籍規格の戦い (7:電子ブックの反撃)(20031118)
- 電子書籍規格の戦い (8:わからぬ方針)(20031119)
要約すると、何かあれこれいっぱいフォーマットがあって、各社がしのぎを削っているらしい…と。しかしこれは日本だけの話で、米国では「Open eBook」という標準規格が、MicrosoftとAdobeで定められているとのこと。何やってんだ、日本の企業は…。
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