最近、携帯電話を「HTC Touch Pro」こと「X05HT」から、「HTC Desire」に機種変更した…とはいっても、購入して使い始めたのは7月14日頃なので、1ヶ月程使ってみた上での感想。
ちなみに、「HTC Desire」とは言っても、SoftBankから出ている「X06HT」ではく、海外から輸入した「HTC Desire」その物。個人輸入で有名なeXpansys Japanより購入。わざわざ輸入を選んだ理由は以下の通り。
- SoftBankの回線なら、輸入物でもそのまま使える。ついでに、自分の場合は「月々割」の契約がまだ生きてる。
- SoftBankで買うより安い。(送料・関税込みで\55000ぐらい)
- 世界的な有機ELパネル不足により、予約してもX06HTが手に入らない。(購入後、液晶パネルを採用したX06HT IIが発表されている。)
- eXpansysを覗いたところ、たまたまDesire限定カラーのSilverが販売されていたので、物欲が刺激された。
- SoftBankがいつまで経ってもX06HTでMMS(@softbank.ne.jpのメールアドレス)を使えるようにしない事に業を煮やしたので、最初からrootを取ってMMSを使うつもりでいた。rootを取るとSoftBankのサポート対象外になる。それなら、輸入しても結局同じじゃね?という事に気付いた。
- X06HTにかけられている制限(USBデザリング等)を無視できる。
…などなど。輸入のデメリットは、何と言ってもサポートが全く期待できなくなること。壊れたりした場合は、使えない物と割り切ってしまえる覚悟が必要。…まぁ、自分の場合は元々、端末のrootをとるというサポート対象外の事をするつもりでいたから、割とどうでもいいんですが。端末を普通に使いたい人にはあまりお勧めしない。
で、端末を使ってみた感想としては、とても良いと思います。
まず、何と言っても操作性が良い。今まで使っていた「X05HT」の動作がちょっともっさりしていたせいもあるのだけど、GUIがiPhone並にヌルヌル動く様はちょっと感動的ですらある。また、Windows Mobileが元々スタイラス使用を想定したUIであったのに対し、こちらは指で操作する事を前提としたUI設計となっているため、指での操作が行いやすい点が良い。その分細かい操作ができなくなったとも言えるけど、そもそもそんな操作する事はあまりないし…。
ハードウェアボタンは、電源、ボリューム±、ホーム、メニュー、戻る、検索がある。触れる前は、そこまでハードウェア化しなくてもいいのではと思ってたけれど、どれも意外と使える。まさか「戻る」ボタンが一番押す回数が多いとは。また、さらに意外なのは「検索」ボタン。「検索」ボタンを押すと、現在前面で動いているソフトに対する情報の検索が開始されるのだけど(検索内容はソフトの設計による)、これも意外と使う。限られたサイズ、限られたボタンという制約の中では、補助的なイメージがある検索という機能が、途端にUIの主力になる事に気付かされた。音声認識による検索と組み合わさる事で、目的の情報までの時間距離がかなり短縮される。この辺の、検索に重きを置いた設計思想は、さすがGoogleと言わざるを得ないなぁ。
ホーム画面は、iPhoneがアイコンを並べるだけだったのに対し、Androidはウィジットという形で様々な情報を表示できる点が○。ウィジット次第で、Windows MobileのTodayと同様の扱い方ができるので、Windows Mobileからの移行も違和感が少ない。
次に良かった点としては、既存のGoogleアカウントと連動できる点。
自分の場合、Google Appsアカウント2つ、通常のGoogleアカウント2つを持っている(何故そんなに持っているのかは…まぁ色々と)。それらのメール、連絡先、カレンダーの同期をさせる事ができたりする(自分の場合、カレンダーと連絡帳を同期させているアカウントは一つだけ。)。分散して管理していたGoogleのアカウントが、この小さな端末に統合される点が非常に便利。
またそれ以外に、GoogleマップやらpicasaやらYouTubeやら、Googleアカウントと紐付けされているサービスも同様にアカウントから利用できるのが便利。
Googleサービスにどっぷり浸かってしまっている自分としては、このGoogleアカウントとの連携っぷりが非常に便利で使いやすい。もうAndroid端末から離れられそうにないなぁ。
ちなみに、自分の場合は色々な端末からGoogleのアカウントと同期させるようにしているので、今の自分の環境は以下のような感じに。今の自分の情報管理はGoogleのアカウントを中心に回ってると言っても過言ではない。完全にGoogleの思惑に乗せられてるなぁ…。
あと、AppStore並に色々なソフトがあるAndroidマーケットも便利。各種ソフトウェアのダウンロード・インストールまでできるので、入れてみたり削除したりが簡単で、色々と試行錯誤しながら自分の環境を構築できるのが楽しい。通常のソフトの使い勝手の他、ウィジットの使い勝手まで含めた上でソフトの選択をするので、選択の幅は広いけど、言い換えると自由度が高いとも言える。Androidソフトの挙動は大体把握できたので、あとは自分でソフトを開発してみたいところ。開発環境は既に整っている。
この端末を使って一番驚いたのは、手持ちのH.264の動画が再生できること。自分の作成した、Baselineプロファイル、704×396のH.264動画を再生したところ、特に引っかかるところもなく滑らかに再生できた。最近の端末はここまでの性能を持っているのか…と驚かされてしまった。もっとも、それほどの性能を持ってるからといって、そんな頻繁に動画を再生するかというと、そういうわけでもないのだけど…。
とりあえず、何もいじってない状態の端末自体の感想としては以上のような感じです。この後、root奪取とか、MMS使用とか、Froyo化とか、色々やったのだけど、それはまた別の機会に。
なお、この端末に併せて以下の物品を購入。
PLANEX Xperia・X06HT HTC Desire対応 充電&データ転送 MicroUSBケーブル(パソコン接続専用) BN-XperiaP
レイアウト HTC Desire SoftBank X06HT用ギラツキ防止保護フィルム RT-HX06FS1/AG
レイアウト HTC Desire SoftBank X06HT用シリコンジャケット/ブラック RT-HX06C1/B
SONY Bluetooth ワイヤレスオーディオレシーバー BT30 ブラック DRC-BT30/B
SanDisk microSDHC 32GB・CLASS2・SD変換アダプタ付・バルク品 (SDSDQ-032G)
フィルム、ジャケットについては、使いやすくてなかなかなかなか良い選択だったと思う。USBケーブルは、データ転送&充電用。USB充電アダプタについては、X05HTの時に買ったPL-WUCHG01をそのまま使うことにした。
32GBのmicro SDHCについては、16GBじゃ手持ちのMP3が全部入らないから購入。手持ちのMPが、いつでも全部聞けるのは中々便利。
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