COWON製のポータブルメディアプレイヤー「A3」の最新ファームウェア、ver 1.31が公開された。
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自分がこのプレイヤーを購入したのは1年ぐらい前の話。たまに出るファームウェアをアップデートしつつ使いこなしていたのだけど、今回のアップデートはヤバい。本気でビックリした。
一番の見所はこれ。
– HD Xvid、DivX5、DivX6ファイルのビデオの再生性能向上。
(1280*720p以上の高解像度が再生可能)
今までこの機種で何度も動画ファイルを再生してきたけど、感覚的には概ね800×600辺りが解像度の上限だった。それより低い解像度でも、ビットレートがちょっと高くなるともう無理。動きがカクカクになってとても視聴に耐えられなくなる。
ところが今回、ファームウェアのアップデートでいきなり再生能力が目に見えて向上。
以前まともに再生できなかった1280×720の解像度のDivX動画(24fps)も、滑らかに再生できるようになり普通に視聴できるようになった。もしやと思って、手持ちのDivXフルHD動画(1920×1080、24fps)を再生してみたところ、動きの多いシーンでちょっとカクつくものの、割と普通に再生できてしまった。ちなみに、「Xvid、DivX5、DivX6」とは書かれているけれど、WMVの再生能力もかなり向上している模様。
調べてみた結果、プレイヤーに入ってた動画が全部問題なく再生できるようになってしまった。
今回のファームウェアアップデートは、大袈裟でも何でもなくプレイヤーを買い換えたぐらいのインパクトがあった。何せ、704×396程度の動画もまともに再生できない事があったプレイヤーが、唐突にフルHD動画が再生できるようになったわけで。
逆に考えれば、今までどんだけへっぽこなファームウェア設計をしてたんだよ、と問い詰めたい。ハードウェアの能力がいくら高くても、ソフトウェアの作り次第で簡単にその能力を殺せるものなんだなー、と改めて感じた良い事例。
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