アニメ最終回あれこれ 2006年12月 その1

N・H・Kにようこそ!

20070105_nhk.jpg原作小説未読、コミック既読。
ひきこもりをテーマにした作品という事で、どうしょもない結末になると思ってたら意外と普通のハッピーエンドっぽく終わってしまったのは意外。もっと救いのない終わり方でもすると思ってた。自分はこの作品に対して、「ひきこもりが立ち直っていく」といった方向性よりも、「ひきこもりの自虐日記」みたいな印象を抱いていた。だから、最後はしょうもない結末でギャグっぽく締めるのかなぁ、と。まぁ全体的にギャグ要素よりも哀愁のような物を強く感じたので、漫画とは微妙に方向性が違うのかもしれない。

ちょこッとSister

20070105_choco.jpg設定的にもキャラクター的にも狙いすぎという感じがしたけど、意外と面白かった。
序盤の花屋の人のエピソードは展開が妙にグダグダしてて、やや中途半端な印象を持った点は今ひとつ。ただ後半のゆりかが登場した以降辺りは、比較的「萌えアニメ」としての面白さを前面に押し出してきた感じで割と面白かったと感じる。終盤、ちょこが消えた場面はちょっと驚かされたので悪くなかったけど、次の話であっという間に復活してしまった点は、終盤の山場としてはあっけなかったような気もする。まぁズルズル引っ張れとは言わないけど…。
個人的に好きだったのは、オダエリがメインの第19話「アイドルの憂鬱」。オダエリに憧れるちょこと、そのオダエリが憧れた音神亜里沙を通じて、オダエリが自分の仕事の意義について考え直すという、そつなくまとまったエピソードが面白かった。最後のEDの入り方も良かったけど、欲を言えばこの回だけのオダエリバージョンのEDを作ってほしかったところ。
あとこの作品、最初見た時はやたら狙ったEDに辟易したし、それは未だに変わらないのだけど、「EDの絵はキャラクターを色んな角度から描いていていて面白い」という話をどこかで見たのでじっくり観察してみたら、なるほど確かに3DCGも使わず同じキャラクターの同じ動きを様々な角度で描いていたり、キャラクターが画面から外れる時も絵をスクロールさせるのではなくて、微妙に角度をずらすように1コマずつ描いているようだ。これまた妙な所に力を注ぐアニメーターさんがいたもんだな、と思った(笑)。

どうでもいいけど、アイキャッチに出てきた「ツンツンにゃんにゃん」という一枚絵が未だに強く印象に残っているのはどうしたもんか(笑)。

働きマン

これはノイタミナ枠の中で割と好きな作品だった。
現代社会の色んな人間の仕事に対するスタンスを、1話完結のエピソードを通して描いていくという事で、ちょっと泥臭かったり生臭かったりする場面も多々ありながらも、内容自体はそれなりによくまとまっていたな、と。
でもラストはハッピーエンドのようでそうでもないような…。「働きマン」というタイトルの通り、松方が仕事に対する考えに何らかの回答を見出す事で締められているけど、それ以外を犠牲にしすぎていてどうにも釈然としない最終回だったなぁ、と。


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