この後に放送される「ローゼンメイデン オーベルテューレ」に気を取られすぎて、このアニメの存在を放送30分ぐらい前まで全く認識していなかった。それだけに、この作品のコンセプトを最初に知った時は驚かされた。何で「デ・ジ・キャラット」のキャラクターでこんなアニメ作ってるんだろうなぁ、と(笑)。
でじこが大人でぷちこが女子高生だったり、語尾にあの特徴的な「にょ」を付けなかったり、今までのキャラクターを根底から変えてまでこんなアニメにするとは、これまた妙な作品を仕上げたもんだ。
作品の内容としては…まぁ特に何の変哲もない恋愛物というか何というか。「デ・ジ・キャラット」という肩書きが無ければあまり印象に残らない作品だけど、逆に「デ・ジ・キャラット」という肩書きがあるからこそそのギャップに印象付けられる作品という事でもある。安易な手法な気もするけど、自分としては別に嫌いではないです。
でも、いきなり男がケーキくれるとか、その男に惚れるとか、ご都合な展開はさすがに首を傾げてしまうなぁ(笑)。
あと、偶然とある場面を目撃したためにどうでもいい勘違いを犯してしまうも、後にその誤解が解けてハッピーエンドという展開は多くの恋愛物(?)にあるけど(このパターンに対して何か名称が欲しいところだ)、そういういのはちょっと滑稽に見えてしまってあまり好きではないなぁ(程度にもよるけれど)。しかしちょっとフォローしておくなら、この作品の場合は「実家に帰らないといけない」という差し迫った状況があるから、これを男の方に踏ん切りを付ける口実にして自分を納得させようとしている、という様子は伝わってきたのでそんなに悪くはなかったような気もする。偶然押し倒したシーンを目撃するというしょうもない場面から、本気でシリアスなストーリーを展開する作品みたいなのよりはずっと良いです。
作品としては割とまとまっていて、そんなに悪いとは思わなかったけど、やっぱり自分の中では「ローゼンメイデンの前座」というイメージが払拭しきれなかった…。あと、絵が「シュガー」っぽいとか。「デ・ジ・キャラット」のキャラクターがこんな姿になってこんなアニメを!というサプライズがやっぱり一番の見所かな、と。別に「デ・ジ・キャラット」に対して特に思い入れの無い自分でも、その点に関してはちょっと面白かった。
そういえばキャラクター紹介に載ってなかったけど、うさだもきちんと出してくるのね(笑)。
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