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イギリス旅行 その4 (7/9) ボービントン戦車博物館

この日から、ロンドン市外に行く予定になっている。

ウォータールー駅からの電車と、Britrail M-Pass

ウォータールー駅から南方に向かって移動する。ちなみに、前日まで泊ってたホテルを選んだのは、このウォータールー駅に近いという理由もあった。

今回は鉄道を利用するに当たって、Britrail M-Passというものを利用してみた。これは、訪英人向けのQRコードチケットで、事前に日本で購入することができる。このチケットは以下のような特徴を持つ。

  • やや安い
  • 購入すると、しばらくしてQRコードのあるPDFファイルがメールで送られてくる
  • 利用時は、駅の改札に付いているリーダにQRコードを携帯の画面なり印刷紙面を読み取らせるか、リーダーが無い場合は駅員に読み取ってもらう
  • 購入時に利用日数を選択し、購入後のメールのリンク先から利用開始(バリデーション)日を指定する(これは直前でも良いらしい)
  • スコットランドとウェールズは対象外

このM-Passには物理的なチケットが必要無いという点で、紛失や郵送のリスクを考慮しなくて良いというメリットがある。ただ、このチケットが出来たのは割と最近らしく、あまり利用情報が出てこない。その点でリスクはあったのだけど、まぁダメならチケットを直接その場で買えばいいぐらいに考えて、利用してみることにした。ちなみに、利用期間はこの日から3日間。ロンドン市外を徘徊する期間とした。チケットは出発前に開始日付を指定してある。

この日は荷物を全部持って、ホテルをチェックアウト。早朝から移動してウォータールー駅に行く。英国の鉄道は、フランスと同様に到着ホームが直前まで分からないので、駅の電光掲示板で車両番号と到着ホームを確認する。まぁ、Google Mapを見ていれば分かるけれど(本当に正しく追従しているかは知らないので、ちゃんと電光掲示板見た方がいいと思う)。

ただ、ここでとても困ったことが一つ。パスのQRコードリーダーがどこにあるか分からない!事前にちゃんと調べておけば良かった。駅員にQRコードを見せて色々聞こうとしてみたけど、うまく通じなくて(そもそも新しいチケットなので知らなかった可能性が高い)カウンターに行けと言われた。しかし、生憎と列が出来ていた。そんな時間ねぇ!ってことで、その場で別の物理チケットを購入して突破。おかげで電車には間に合ったけど、結構な金額を無駄にした…。ちなみに、後で確認して分かったけど、改札その物にQRコードリーダ付いてた。よく見れば気付く感じ。

そんなこんなで、英国の電車旅。1時間電車に揺れる。たまに見覚えのある名前の駅とか。ウインチェスター持たせたら~♪あっという間に砂ぼうず!っていう歌が頭の中をぐるぐると。

で、辿り着いたのはウール駅。ぱっと見た感じで言うと、田舎。この周辺は携帯の電波も繋がらない場所もあった。

駅員のおばさんに、「どこに行くんだ?」みたいな事を聞かれたので、行き先を応えると、「楽しんできて」みたいな事を笑顔で言われたり。

事前の調査では、ここから目的地まで一応バスはあるらしいのだけど、乗り場が分からずウロウロしてたらバスの時間過ぎた。タクシーが来るらしいとも聞いていたけど、そんなの1台も見なかった。仕方ないから歩く。30分ぐらい。結構辛かった…。

こんな何も無い道を延々と歩く。Google Mapがあるから迷わないけど、距離が長いので結構つらい。途中、こんな看板があったりする。

ボービントン戦車博物館

そして目的地のホービントン戦車博物館(The Bovington Tank Museum)に辿り着いた。

ここは、世界中の戦車(ただし日本のは無い)が集まっている、世界でも有数の戦車博物館とのこと。イギリス旅行のプランを考えている時にここを見つけて、物凄く興味をそそられたので今回の旅程に組み込んだ。何故興味を持ったのかと言えば、当然ながらガールズ&パンツァーの影響。劇場版は何度も足を運んだもので…。

飾られていた戦車はたくさんありすぎて、一部だけ紹介。ちなみに、ここは敷地が広すぎるためか携帯の電波は全然掴めないけれど、館内にフリーのWiFiが使えるので、それで通信はできた。

カルロベローチェ。ドゥーチェ!ドゥーチェ!

最終章の冒頭に出てきたゴリアテ。

生徒会チームのヘッツアー。色は違うけど。

ガルパンには名前しか出てきてないトータス。私たちもトータスを持ってくれば良かったわ。

Tortoise

大学生チームのパーシング。

サメさんチームのマークIV。ちなみにこのフロアには、I~IXぐらいまでの菱形戦車がある。(欠番あり)

聖グロリアーナのダージリンが乗るチャーチル マークVII

島田愛里寿の乗るセンチュリオン

ガルパンじゃないけど、少女終末旅行に出てきたケッテンクラート。だから1、2、3で踊り出せ~♪

上記以外にもかなり多数の戦車が展示されている。
それから、時間限定で博物館の外にある戦車倉庫が入れるようになり、見学ができるようになっている。2階から見下ろす感じに見るので、近くに行って触れることはできないけど、なかなか圧巻。

ちなみに、オープンの時間は博物館入り口にスケジュールが書いてある。「Meet at the Vehicle Conservation Centre」というのがそれ。他にも時間帯によって色々見られるようだけど、よく分かってない。日によっては外のフィールドで戦車が走ってるのを見られるようだ。

何だかんだで、午後遅くまでいてしまったので、博物館はキリのいいところで引き上げた。最初は、面白くなければ2時間ぐらいで切り上げるかと思ってたんだけど、敷地が広くて、戦車の数も膨大で、見所もたくさんあるので、思ってた以上に楽しかった。ここは間違いなく、今回の旅の中で本当に来て良かったと思えた場所の一つ。興味があるなら行った方が良いと思う。帰りのバスも事前に調べたんだけど、今度は乗り場がよく分からなかったので、帰りも長い道のりを駅まで30分ぐらい歩いた。もう少し交通の便が良ければ良かったのに…。

そして戻ってきたウール駅。ちなみに、来た時に声を掛けてきた駅員の窓口に行こうとしたら、すでに窓口は閉まっていた。まだ16時ぐらいだったんだけど。とりあえず携帯にM Passチケットはあるので問題ないけど…。チケット持っていなければ帰りの電車内で買うらしいけれど、結局この日社内で車掌を見かけることはなかった。英国の電車、ずいぶん適当だな。

ここでロンドンに戻るのであれば簡単なんだけど、今回は別の目的があるので英国をさらに西に向かう電車に乗る。そして、南ドーチェスターという駅で乗換え。ここはちょっと変わった構造になっていて、ドーチェスター南駅とドーチェスター西駅に分かれて直接は繋がっていない。両方とも南方に向かう路線になっており、乗り入れ駅で乗換えることもできるが、二駅同士は近いので歩いて移動できる。
ドーチェスター南駅で降りて、ドーチェスター西駅まで歩いて、そこから別の電車に乗る予定になっていた。が、ここで事件が発生してしまう。

電車のキャンセルと英国紳士

ドゥーチェスター西駅に辿り着く前に、電車の中でGoogle Mapで電車の時刻を検索していたのだけど、駅に到着する少し前から、乗車予定時刻がはるか先(3時間ぐらい先の時刻の21時ぐらい)を指し示すようになっていた。なぜかよく分からずとりあえず駅に着いて、張り出された時刻表を見たけれど、時刻表は事前に調べた通りだった。

ドゥーチェスター駅は西も南も無人だった。ちなみに携帯の電波もうまく繋がらなかった。仕方ないので、近くで電車を待ってると思しき老人に声をかけてみて、時刻表を見せながら「Is this train schedule right?」みたいな適当な英語で話したら、問題ないと快く応えてくれた。

仕方ないのでホームで待っていると、同じく電車待ちしている数人の人達が騒がしくなっている。駅に備え付けられた電話(恐らく鉄道会社との連絡用)で、どっかと話をしているようだった。生憎英語が聞き取れなかったのでぼんやり眺めてたら、先程の老人が「The train was canceled.」みたいな感じで教えてくれた。「Canceled !?」と聞き返すも、すでに頭が真っ白。この時、咄嗟のことで混乱すると、思わず笑いが込み上げてくることを知る。後で知ったけど、こういう事は英国では日常茶飯事のようだ。英国の鉄道、ずいぶん適当だな。いや、日本の鉄道が優秀すぎるのか?

余談だけど、この時日本ではヤマノススメサードシーズンの2話が放送されている時間で、無常にもTwitter上ではヤマノススメ実況が賑わっていたことは凄くよく覚えている。

もう仕方ないので、21時頃の電車まで3時間ぐらい待つしかないなぁと諦めていたところ、また老人が話しかけてきた。細かい英語は忘れたけど、「お前はどこに行きたいのだ?」みたいな事を聞かれたので、目的地の「Yeovil」を、Google Mapの地図を見せながら答えた。すると老人が、駅で電車待ちしている人達に話しかけ始めた。どうやら、同じくYeovilに行く人を探してくれているようだった。すると、若い学生(恐らく16-18ぐらい)が、知り合いの車でYeovilまで行くので、それに相乗りさせてくれるという話をしてくれた。ちなみにこの辺、細かい英語は聞き取れてないけど、何となく断片的な単語や雰囲気で察してる。

駅で老人と別れ学生に付いていく。学生は横断歩道を渡るときに注意してくれたり、とても優しい好青年だった。しばらく歩くと、知り合いのおじさんと思しき人が運転する車の場所まで辿り着く。荷物を載せて、後部座席に乗り込み出発。「どこか変な場所に連れて行かれるのでは…」などと滅茶苦茶不安で、Googe Mapでずっと地図を追っていたけど、きちんと目的地のYeovilのホテル前まで乗せてくれた。乗車時間は30分ぐらい。当然こちらは感謝感激だったので、運転したおじさんと学生にチップを渡そうとしたのだけど、「No! No!」と言って受け取ってくれなかった。車を降りると、車は颯爽と去って行った。思わず頭を下げてしまう。
この時は見事は英国紳士っぷりを見せられ、英国人がとても好きになった。今後は、見知らぬ外国人には絶対親切にしようと心に決めた。

この日泊るホテルは、The Terrace Lodge Hotelというホテル。部屋は良いと思うけど、クーラーの類はついてなかったので、窓をあけて調整する。室内のバスルームの床が木張りだったのが印象的(大丈夫なのかな…)。

何はともあれ、無事にホテルまで辿り着いたので、近くのバーで祝杯。この日、英国に来てはじめてフィッシュ&チップスを食べることができた。

この日が、英国滞在中で一番大冒険した日だったと思う。

この日の行程

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