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桜蘭高校ホスト部 第26話 「これが俺たちの桜蘭祭」

桜蘭高校ホスト部中盤ちょっと中だるみしたかなぁ、とも思ったけど、概ね全体に渡ってとても面白い作品だった。
「アンジェリーク」等のいわゆる乙女系(?)に属する作品だと思うんだけど、それをあまり感じさせず、ノリやテンポの良いギャグや、キャラクターのコミカルな動き・演出など、とにかくアニメ作品として面白い物を作ろう、というスタッフの意気込みが伝わってくるようだ。
ギャグアニメとしても面白いのだけど、それだけではなく内容も良くできていたなぁ、という印象。

一番印象に残ってるのは、環がハルヒに対して本気で「お父さん」という立場で接しているつもりでいた事。あれだけハルヒに迫ってただけに、一瞬何かの冗談かと思った。てっきり「お父さん」という台詞が、ハルヒに対して自分の気持ちを伝えられない環の照れ隠しの表れだと思ってたんだけど、環自身は本気でそう思っていたようで。でも確かに言われてみれば、ハルヒに対して恋愛を抱いている、と環自身が自覚しているといった描写は無かったかもしれない。バカ殿だのと言われてはいたけど、これはさすがにちょっと…(笑)。
この展開は、視聴者の立場としても意外性が感じられて良かった。こういったシチュエーションでは多くの場合、視聴者に対してはあからさまに勘違いという事を示しながら、相対的に鈍感なキャラクターとして設定することで物語を進行させる事が多いけど、実際に視聴者に対しても勘違いしているという事を気付かせないままでいた点は演出として面白かった。…いや、気付かなかったのは自分が鈍いからだったりするのかもしれないけど(笑)。

あとは、双子の話に関しての話は内容が真面目に作ってあって面白かった。昔から周囲には二人で一つとして捉えられ、双子自身もお互いしか見ずに周囲に対しても壁を作っていたが、その光と馨の二人の間に初めて別の存在であるハルヒ割って入ってきた事で、周囲への壁を弱めていくと同時に、それぞれの立場でハルヒに対して気持ちを向けるようになるといった様子は、微妙な気持ちの揺らぎとか、二人の成長が感じられて良かったかなぁ、と。一番面白かったのは、初めてハルヒが二人の違いを指摘した話(第5話「双子ケンカする」)。

れんげに関してはちょっとやりすぎかなぁ、と思わないでもなかったけど、これはこれで面白かったので問題ない。それにしても、初登場の時は恋愛シミュレーションゲームに影響されて鏡夜に会いに来たとか、そんなシチュエーションだったんだよなー(笑)。「ラーゼフォン」のコスプレに関しては、あれはスタッフのお遊びだったのかな。同じ制作会社だし。

あとは、笠野田のエピソードが結構好きだった。

まぁそんなこんなで、最初見たときは「日テレもこういうアニメ作品を放送するような時代になったのかー」と思ったけど、その辺はさすがに日テレだけあって、作品の品質は高く、良くできた作品でした。
しかしこれ、毎回毎回OP直後とED後に流れるスポンサー告知枠と思しき時間に何も無かった所を見ると、スポンサーが全くいなかったのだろうか。

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