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ウィッチブレイド 第24話 「光」

20061001_witchblade_1.jpg「爆裂天使」「SPEED GRAPHER」「SoltyRei」といった一連のGONZO作品に共通する、近未来っぽい雰囲気を持ち、大作指向ではないB級アニメに名を連ねる作品…と、自分の中ではそんなイメージ。例えるならジャンクフード。しかし自分は、そんなGONZOアニメが結構好き。食べ過ぎると腹壊しそうだけど。
原作はアメコミという事らしいけど、全然アメコミらしくはなかった。ああ、でもウィッチブレイド発動後のデザインは、結構アメコミっぽい感じがした。
ただまぁ、「ウィッチブレイド」というタイトルはウィッチブレイドおよびそれを装着した女性を主人公とするという共通した設定だけがあって、作品としては様々な物があるそうなので(アメコミはよく知らない…)、今回のアニメ作品はあくまでもその共通設定に準じて作られたオリジナル作品…という事になるのかな。何でわざわざ原作として、海外からこのような作品を拾ってきたのかは知らないけど。海外で売る事を前提としているのかもしれないけど、設定が日本的過ぎるよ(笑)。「ウィッチブレイド」の原作者はどう思ってるんだろう。公式ブログに、一応コメントがあるけれど…。

20061001_witchblade_2.jpg作品の序盤では、受けを狙ったような変態的な敵キャラクターが沢山登場していただけに、「あぁ、こりゃダメかも」と思ってたけど、中盤辺りから展開されたシリアスなお話はなかなか面白かった。雅音と梨穂子の親子の絆というテーマをしっかり貫いたストーリーだっただけに、心動かされる場面も多い。自分の中で特に印象的だったのは、作品の中の場面ではなくて、最後から2話目の第23話「乱」で流れた最後の次回予告。いつもの手紙を読み上げるスタイルの予告ではなく、ただボソッと「梨穂子…愛してる…」だけ。色んなアニメ見てきたけど、背筋が震えた予告は初めて。後は、第20話「願」の鷹山と梨穂子のデータとか。しかめっ面で動揺しながら梨穂子に接する鷹山が面白かったというのもあるけど、アレは自分の運命を知った雅音が鷹山に梨穂子を託そうとする重要な場面でもあるだけに、ギャグとストーリーの両面で面白かったと思う。
ラストはちょっと駆け足で、描き足りない物が多く(例えば途中から登場したまりあに付き従う二人のブレイド装着者(名前忘れ)がすぐ死んだ事とか、まりあとの決着も妙にあっさり着いてしまった事とか、敵キャラクターの扱いがぞんざいな点、アパートの住民が結局あんまり役立ってない点、など)、消化不良だったようにも思う。ただまぁ、雅音と梨穂子の貝殻、梨穂子の隣にいる鷹山、といった、雅音は消えてしまったけど雅音と梨穂子の絆は確かに残された、といった事を感じさせる終わり方は悪くなかった。

そんなわけで、個人的にこの作品は意外と楽しめた。中~終盤の展開が面白かったという点において「SPEED GRAPHER」のイメージに近い。序盤の敵キャラもユーフォリアっぽかったしね(笑)。
GONZOには、こういった他社作品にはあまり見られない、どんな層をターゲットにしているのかもよく分からないような、変なアニメをこれからも期待。

ところで、最近フジテレビがGONZOをジブリに対抗出来るアニメ制作ブランドにしたがっている様子だけど、こんなアニメ作品を作る制作会社がジブリと同列に語られるようになるとは到底思えない(笑)。仮に将来有名になったとしても、「GONZO美術館」なんて無理なんじゃないかなぁ(笑)。できたとしても、子供は行かせられない(笑)。

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