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英國戀物語エマ 12話 「スズラン」

最終回。

全体を通してみると、なかなか面白い作品だったと思う。…が、話の起伏が乏しくて退屈を感じた事は否めない。展開がゆっくりすぎて、間延びしてしまっている。丁寧に描かれた19世紀の世界と、人物の描写を楽しむという意味では悪くないと思うけど、それは別に1クール使ってやることではないと思う。個人的には、1クールの連続アニメ作品である以上、1話ごとにそれなりの見所が欲しいと思うし、楽しみたいと思う。空気を演出する事も重要だけど、そればっかりというのは考え物。
また、最終回も何かバッドエンドみたいで、ちょっと後味が悪かった。19世紀イギリスの、貴族とメイドの恋物語というコンセプトの作品なのだから、身分の差に負けて終わり…というそのまんまの終わり方は、いくら何でもつまらなくはなかい?

ただ、作品自体は結構気に入ってたので、この放送が終わった直後に本屋へ原作を買いに走った。で、原作を読んでみたけどこれが非常に面白い。アニメに比べて非常にテンポ良くストーリーが展開し、話の内容も起伏に富み、読んでて楽しかった。もちろんアニメは原作をなぞった代物なんだけど、原作の方が断然面白い。これにはやはり、アニメの最終回は2巻の終わりまででしかないため、アニメ自体が間延びした代物になってしまったのに対し、書籍は自分のペースでストーリーを追えるため、テンポ良く物語を消化できた事が理由として挙げられる。
原作を読んだ後だから言えるけど、元々映像化に適した題材ではなかったんじゃないかな、と思う。キャラクターの動きも少ないし、映像化するメリットをあまり感じない。

先程も書いたように、アニメ自体は原作の2巻まででしかないけど、原作を読む限りでは明らかにこの後の展開の方が面白いと思う。 特に、ウィリアムと再会する辺りの展開は楽しかった。2期を視野に入れて、原作で区切り良い場面で終わりにしたんだろうけど、2クールに詰め込んで全話放送してほしかった…。物語の起承転結の、ちょうど承と転の間でぶった切られても困るよ。

この「英國戀物語エマ」に関して、とりあえず自分としては、アニメ作品としてはまぁまぁ楽しめたけど、期待していたほどではなかった、といった感じかなぁ。ただ、原作は結構面白いと思うので、それを読む機会を作ってくれた作品としては、それなりに感謝してる。

ちなみにどうでもいい話。この「エマ」の原作者である森薫さんのサイト「伯爵夫人の昼食会」を、エマの事を知るよりも遙か昔に訪れた事を、この前思い出した。確かGoogleで何となく、「おざなりダンジョン」をイメージ検索したら、この絵が出てきた(今は何故か出ない)という、変な偶然によるもの。その時にサイトをあれこれ見て、「本当にメイドしか描いてないな、この人」と思った記憶がある(笑)。いやまぁ、だから何と言われても困るけど。

ちなみに、7月1日(金)のTBS深夜にエマの特番があるらしい。
空間コミックビーム:【緊急決定】アニメ『エマ』TBS地上波にて特番放送決定
…そういえば、この作品は一応TBSアニメに位置付けられてるのに、何故独立局で放送してたのか結局よく分からんかったな。枠が無かったとか、そんな理由だと思うんだけど。

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