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2003-12-08

2003/12/08 (月)

RSA-576が素因数分解される

一応卒研で関係のある事をやってるので一応触れておこう。
ドイツ連邦情報技術保安局のチームがRSA-576という576ビット長の整数の素因数分解に成功した、という記事。

簡単な説明。
この576ビット長の整数というのは10進数で174桁の整数となります。この整数は二つの素数の積から出来ています。二つの素数は同等の桁数であることが求められるため、それぞれ174/2=87桁の整数ということになります。
素因数分解とは、この174桁の整数を元の二つの素数を探し出して分解するということです。その素数を探し出すには物凄い計算量が必要になり、さらに大きな桁数の整数になると事実上計算不可能となります(逆に、二つの素数の積を求める事はすぐにできます)。これが現在広まりつつあるRSA暗号のキモとなります。
ところが、この「計算が困難である」というのは未だ証明されてません。つまり、もしかしたら素因数分解を簡単に行えるアルゴリズムが存在するかもしれない、ということです。そうなると、RSA暗号は無力化されてしまいます。大きな桁数の素因数分解が行えるということは、すなわちRSA暗号の信頼性の低下に直結するわけです。
そんなわけで、大きな桁数の素因数分解が行えるというのは、暗号の世界では結構大事件なわけです。

ただこの記事からは、計算にかかった時間が分からないんですよね…。素因数分解は事実上不可能と言っても、ある程度の桁数ならスーパーコンピューターを何台も使って何ヶ月間もの時間をかければ解くことができないわけでもありません(その桁数から一桁でも大きくなると、さらに何倍もの時間がかかってしまいますが)。
画期的なアルゴリズムを使ったというわけでもないようなので、これによって暗号が脆弱になってしまう、ということはないと思います。
また、RSA暗号に使う二つの素数は共に100桁程度であることが推奨されていたと思います(記憶が曖昧なのであまり信用しないように)ので、87桁ならまだまだ大丈夫でしょう(笑)。

追記
現在は(手元の本によると)RSA暗号に1024ビットの整数、すなわち10進で309桁の整数を使用することが推奨されているそうです。つまり、元の素数は大体150桁ということになります。ちなみに、1996年以前は512ビット、154桁が推奨されていたそうです。

22:11

コナミ、『イースVI』の家庭用ゲーム化権を取得

コナミ デジタル エンターテイメントが、PC用ゲーム『イースVI -ナピシュテムの匣(はこ)-』の全世界における家庭用ゲーム化権を取得した、という記事。

ずいぶん大きく出たなぁ。個人的には大変面白かったし、作りが丁寧で好印象だったけど、正直世界に出すほど大したゲームではないような気はする(笑)。
発売が来年の今頃ということで、その頃にどんな展開になっているのか楽しみではあるな。

カトゆー家断絶
21:20

Tgifの日本語化

EPSデータを作製する必要ができたので、Linux上からTgifで作製することにした。しかし、公式から落してきたパッケージだと日本語入力が使えないことに気づいた。困ったので日本語を入力する方法を色々検索してみるが、それでも上手く動かない。
Vine Linux で最初から入っていたパッケージは既に日本語入力対応してる上にメニューまで日本語されてて便利だったなぁ…ってちょっと待てよ。Vine Linux のサーバから直接Tgifのrpmパッケージだけ落してくればいいんじゃないのか?
結果、あっさり解決。必死で日本語入力の手段を摸索して損した気分。

ちなみにパッケージはこのへんとかで手に入ります。

16:19

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