やっぱり現実逃避。
ITmediaニュース:Opera 9でもBitTorrent統合へ
Operaが米BitTorrentとの提携を正式発表、「Opera 9」に搭載決定
スラッシュドット ジャパン | OperaブラウザがVer.9でBitTorrent機能搭載決定
ウェブブラウザのOperaに、今度リリースされるバージョン9からBitTorrentが搭載されるという話。
BitTorrentって一般にはまだあまり馴染みが無いと思うけど、ファイルをダウンロードすると同時に、他者へのファイルのアップロードもしてしまうという、P2Pソフト(というか、プロトコル)。使い方としては、普通なら新しいファイルがリリースされた際にそのファイルに対してアクセスが集中してしまう状況でBitTorrentを使うと、ファイルをダウンロードする人が増えただけ、その分ダウンロード先も増えるので、負荷が分散されるという感じ(ファイルは先頭から末尾まで順番にダウンロードされるわけじゃなくて、バラバラにダウンロードされるようになっている。だから、色んな人から少しずつファイルをダウンロードすることになる)。WinnyやWinMX等のようなP2Pソフトとは、方向性が異なる。
ダウンロードの際は、torrentファイルというファイルをBitTorrentクライアントに読み込ませることで、自動的にダウンロード先を探してくれる。クライアントにもよるけど、ウェブページのリンク先にtorrentファイルがあれば、それをクリックする事で自動的にダウンロードが始まる。見た感じはダウンロードしてる状態とあまり変わらない。ただ違うのは、同時にアップロードも行っているという事。
これは、LinuxやOpenOffice等、ファイルサイズが巨大になるオープンソースプロジェクトに使われているのをよく見かける。他にも、3DMarkというベンチマークソフトをダウンロードする際に使った事がある。ただし、海外での字幕付きアニメの共有(要するに、ファンサブ)にもよく使われていたりする。Web上を「torrent」で検索すると色々ファイルが見つかるので、どういう所で使われてるのか、何となく分かるかもしれない。
BitTorrentのクライアントソフトはいくつか存在し、BitTorrentの開発元が作ったソフトもあるけど、自分が使ってるのは「BitComet」。標準で日本語にも対応し、機能的にも優れ、なかなか使い易い。
そんなわけで、この使いでのあるBitTorrent機能がOperaに搭載されるのは、なかなか面白い動きだなぁと思う。まぁ、Operaをウェブブラウザとして使ってるわけではないんだけど(笑)、これがFirefoxやIEへの搭載に繋がるといいなぁ、と。
そういえば、Opera9ではAcid2に合格するそうだし、リリースされる日が結構楽しみ。
ところで普通にファイルをダウンロードする際にもよく思うんだけど、ダウンロード後もファイルの更新日時維持してくれませんかね。ダウンロード完了した時間に合わせられるのはどうにも気に食わない。ダウンロードした時間は作成日時で分かるし、ファイルのリリース時間が更新日時として保存されれば、ファイルが変更されたかどうかを知る目安にもなるし。BitCometにもリリース日を保存する機能は無いんだけど、もしかしてBitTorrentにファイルの更新日時を知る手段が無いのだろうか。その辺は何とかならないんだろうか…。
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