田菜のコンビニ「たなや」を経営する藤堂麻子が、横浜でホームレス生活をする画家、羽鳥次郎に会う話。あと、希紗が壊れた。
希紗が壊れた…。元々怪しげな行動ばかりだったけど、今回の壁に後頭部をゴンゴン打ち付けてる様は、かなり不気味で怖かったです。電話のかかってきた携帯を、そのままバキッと折った時は、(色んな意味で)もうダメかと思った。
希紗は今まで携帯を使う事で他者との交流を保ってきた事が描かれてきたけど、この携帯を折るという行動はすなわち、ただ単に希紗の苛立ちを表現しているだけじゃなくて、希紗が他者との交流を断つ事を示す行動なのかね。今回はそれ以外にも、成基が理恵子に呼ばれても行かなかったり、真壁が理恵子と会う事を拒んだり、人同士の関係が絶たれていく描写が多い。麻子と次郎の関係と会話の流れは、その辺りを示唆しているのかなぁ。違うかもしれないけど。
それにしても、前回、ブンちゃんがどっしるとしっしんに破壊されてから、冒頭に至るまでの話が思いっきり端折られているけど、一体どうなったのやら。もう少しその辺りを補足してもいいんじゃなかろうか。大体、あの場に居合わせた歩と須河原が全く連絡を取り合ってなかったというのはちょっと不自然だと思う。
今回、やっと話の出てきた羽鳥次郎というキャラクターが、作品の中でどういった位置づけなのか、ちょっと気になるところ。あと、ブンちゃんはやっぱり魚に乗り移ってるのかねぇ。
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