さっき(2005年9月15日 19:30-20:54)にテレビ東京で放送してた「TVチャンピオン」が、「アキバ王選手権」というテーマだったので見てみた。…というか、あれだけ前々からCM流されたら、オタとしてさすがに見たくもなるわな。
他の民放がオタク特集を組むと、大抵絵に描いたようなオタが出てきて、露骨にオタク臭い行動をする映像が流れる。まずオタクの「絵」ありきで番組が作られているような感じで、それがあまり好きではなかった。だから正直、あの深夜アニメをバンバン流しているテレ東がこんな番組を作るなんて…と思ってた。
でまぁ実際見たところ、そのイメージと大体一致するような番組ではあった。クイズの解答権を得る方法がフィギュアを取らせるとか、一々2chの言葉や萌えという言葉を使わせてたりとか、露骨さが感じられる。
ただ、そこはさすがにテレ東、他局とは一味も二味も違う(笑)。何と言っても、他局で最近放送済/放送中のTVアニメを堂々と取り扱う姿勢には恐れ入る。「奥様は魔法少女」「これが私の御主人様」「ああっ女神さまっ」「天上天下」「カードキャプターさくら」「おねがいティーチャー」「SHUFFLE(これはゲームなのでちょっと違うかも)」、などなど、独立U局、TBS、テレビ朝日、NHK、WOWOWといった放送局のアニメが揃ってる。というか、むしろ自局のアニメをさっぱり取り扱ってないのはどういうつもりだ。もしかして、自局がこんなアニメ扱っていると思われたくないとか、そういう事なのか(笑)。まぁ一応、「マリア様がみてる」「涼風」辺りは出てたけど、それらもオマケ程度に出てきた物だし。
あと、わざわざ有名な声優の人を呼んで、その人にキャラクターの声を喋らせて、キャラ名を当てさせたりとか、結構濃い事やってたなぁ。
それから、「絶対領域」「ツンデレ」といった単語の解説をテレビの中で見る事になるとは思わんかった(笑)。
それにしても、さすがに渋谷の人にあんな恥ずかしいコスプレさせるのは可哀想だと思ったな。
この番組は、他局のオタ特集番組よりも遙かにオタクに関心のある人が番組を作ってる、というのはよく感じられた。色んな意味で「頑張っていた」と思う。だから相対的に、露骨なオタク像を作っていた点も、さほど嫌悪感は抱かなかったな。
それにこの番組、スタジオの人があまり顔を出さないのはちょっと良かったかな。例えば、一々オタクを映して「キモーい」とか必要以上に揶揄したりしない。この点は多分、「TVチャンピオン」の元々の構成なんだと思うけど(普段見ないから分からん)、結果として好印象。
しかし、これだけ濃い番組作れるなら、テレ東も深夜に一本ぐらいオタ向けの番組作ってくれればいいのに。あるいは、「アニソン紅白歌合戦」とか「アニメCDTV」辺りでもいいよ(笑)。今回の番組内で、アニメの映像をそれほどTV局を問わず使っていた所を見ると、そういう番組も作れそうな気がするんだけどなぁ…。
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