ローゼンメイデン 10話

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ジュンと人形達が、のり演劇のナレーションを手伝ったり、その後でのりが人形達の服を洗ったり、ジュンが真紅のカフスを縫い直したり。そんな中でも、何か考え事をしている様子の真紅。その夜、真紅は前日の夜に夢の中で水銀燈に挑まれた戦いに臨むため、エヌのフィールドへ向かった…という話。

蒼星石の話も一段落して、再びほのぼの話。翠星石がトランクごとジュンの家に突っ込んできて、ジュンが開けた方の反対側(何か言い方があるような気がするけど、分からない)の窓に突っ込んできたため、被害が窓ガラス2枚に拡大していたには笑わせてもらった。それと、翠星石の魔女役がハマりすぎている点も面白かったな(笑)。…どうも自分はこの作品の中で、翠星石が一番好きらしい。
洗濯のシーンでは、人形の関節の継ぎ目を見た事で、ようやくローゼンメイデンが人形であることを(生々しく(?))実感する事が出来た。しかしそれは、生身の人間とは異なる無機質さを感じさせ、非常に不気味に感じられた。そういえば、指とか口とか、継ぎ目が見えない部分はどうやって動いてるんだろうな。まぁ、あまり深く考える必要はないと思うけど(笑)。

今回の真紅は、のりに対してジュンへの接し方を紅茶になぞらえて語っていたり、ジュンに対して人形のことについて語っていたりと、水銀燈との対決に重大な決意を持って臨もうとしていることが窺える。
その真紅とジュンの会話で、ネジが切れると眠りに落ちてしまう人形を羨ましいと思うジュンに対して、それを否定し、アリスゲームをするために生きる人形を悲しいと感じるジュンの言葉に対して、「生きる事は戦う事」と言う真紅。その生き方、考え方がまるで違う真紅の言葉に、ハッとするジュンを見ていると、この作品では、ジュンの今をネジの巻かれていない人形に例えて表現し、ジュンにとっての「ネジ」を見つけることがこの作品の主題なのかなぁ、と思ったけど、どうなんだろう。
それから、ローゼンメイデンは、完璧な少女アリスを目指して作られた人形であることは分かったけど、そのこととローザミスティカを集めたローゼンメイデンがアリスになれることの繋がりが、今ひとつよく分からない。アリスになれなかった人形が、ローザミスティカを集める事でアリスになることができるというのは、どういう理屈なんだか。まぁ、設定と言われればそれまでだけど…。

で、エヌのフィールドって結局何?

追記

回の1シーンで一つ非常に気になった点があったので追記。なお、自分はアナログ地上波のTBSでこの番組を見ている。
まずこの画像。

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左の蒼星石、右のジュンの体が半分ぐらいしか見えていない。これは、本来16:9の映像を無理矢理4:3にしているため、少し左右が切り取られてしまうために起こる。最近では、上下に黒枠を付けて16:9にすることが多いけど、ローゼンメイデンでは上下がきっちり見えているところを見ると、左右1/8ずつがザックリ切り取られているのかな?この状態でも左右の二人は喋るので、非常に違和感があった。

ところが、これはあくまでも映像をPCで映した場合。テレビでは、これをさらにオーバースキャンすることになる(オーバースキャンについてはこちらが詳しい)。自分の部屋のテレビは安物らしく、オーバースキャンによって結構ザックリ持って行かれる。そのため、実際にテレビに映った映像はこう(これは録画したビデオを再生した物なので、多少は違うかも?)。

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これだともう左右に誰がいて、何処から喋っているのやら…。いくら何でもこれは酷い。元が16:9の映像を無理矢理テレビに合わせているとはいえ、もう少し何とかならなかったものか。いや、確かにオーバースキャンの割合が大きいのは家のテレビがヘボだからかもしれないけど、そうでなくても体が半分しか見えてないのは、いかがなものかと。
デジタル放送+液晶テレビとか、そういう環境だとこういう問題とは無縁だったりするんだろうけどねぇ。


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コメント

“ローゼンメイデン 10話” への1件のコメント

  1. ローゼンメイデン 第10話 真紅さまの魅力全開!

    ● 先日、いぬの赤い服を洗濯したら、英介@Eisuke@の白いバスタオルを桃色にしてしまったバウ。「色移りしちゃうから後でね」という、のり姉の台詞を先に聞いて…

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