ファミコン風8bitサウンドにアレンジしたアニソンを提供するという企画。まぁ、要するにアニソンのカバー曲という事になる。
ボーカルに桃井はる子を起用したCDが3月21日発売予定。
小学生という多感な時期にファミコン世代を迎えた人間なので、こういった8bitサウンドにはそれなりに感慨のようなものがある。まぁ自分はファミコンを持っておらず、専らPC-98ゲームだったので、どちらかと言えばFM音源の方に馴染みがある。
それはともかく、この企画自体はとても面白いな、と思う。
昔、まだネット上でのアレンジ音楽アップロード行為が今ほどうるさくなかった頃、ネットに転がっていたMDXファイルやらOVIファイルやらSPCファイルやらNSFファイルやらを集めてみた事があるけど、上手い人はああいうピコピコ音で物凄いアレンジ音楽を作ってしまう事に大変感心してしまった。
今回のCDサンプル音楽を聴いてみたところ、そのアレンジの上手さや、音の面白さに感心してしまう。よくもまぁこんな音楽が作れるものだな、と。
でもこの音楽に対して感じる感覚は、ファミコン世代を経てきた人間とそうでない人間との間に、結構な感覚のズレがあるんだろうなぁ、と思う。この音に懐かしさを感じる事は、リアルタイムで実体験した人間にしか味わえない。
もちろん、その後の世代にはそれぞれ懐かしさを感じるゲーム等があるのだろうけど、二度と戻ってこないコンピュータゲーム黎明期をリアルタイムで体験した事は、とても良い体験だったと個人的には思います。
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