アニメ最終回あれこれ 2006年11月

10月末~11月月頃終わったアニメ作品について。3本。

イノセント・ヴィーナス

オリジナルアニメ作品という事で多少は期待を寄せていたのだけど…、あんまり印象に残らない作品だったなぁ、と。
ストーリー的にも特にこれといった面白さを感じなかったし、ロボとか世界背景とか色んな設定を作ったみたいだけど、それらが作品の中に活かされているとはあまり思えなかった点がもったいない。
でも、主人公だと思ってたジョージンが裏切って敵側に回った展開は意外性があってちょっと面白かった。完全に主役が交代してしまった物としては、自分の場合「砂ぼうず」が思い出される。ただ、その「砂ぼうず」の時も思ったけど、主人公が交代してもその代役となるキャラクターの印象が主人公ほど強くなかったため(というか、この作品だとジンジョーのキャラが目立たなさすぎる)、作品としての空虚感が漂ってしまっているように感じる。どうせなら、あえて脇役よりも目立たない主人公を設定しておくぐらいでいいんじゃなかろうか。

ザ・サード

これも微妙な作品だったなぁ…と。
この作品はとにかくポエムの印象が強すぎる。いやまぁ、ナレーションの事だけど(笑)。小説において文字で表現されるキャラクターの心情を、絵や台詞に置き換えることなくナレーションでそのまま読み上げるという表現を最初見たときは閉口したけど、慣れると段々快感になってくるから不思議だ(笑)。でもやっぱりこの手法は、アニメという表現においてはやや邪道っぽいと思うなぁ。
結局印象的なのは、そのナレーションと、最終回の圧倒的な数のメカを吹っ飛ばすシーンの豪快さぐらいだった。あと、たまに気合いの入った剣術アニメーションが見られたなぁ、とか。
ミリィって結局作品においてはあまり重要な役ではなかったのね。何か主要キャラっぽいから、もっと何かあると思ってた。

BLACK BLOOD BROTHERS

これも富士見ファンタジア文庫。
東京MX及びBIGLOBEによるネット配信では9月より視聴可能だったけど、それ以外では10月以降放送開始という奇妙な放送形態の作品だった。
まぁ正直、これも微妙な内容だった。設定が羅列されていたのは分かったけど「で?」という感じで、それらがあまり意味のある物とは思えなかった。内容的にもどうにも中途半端な印象が拭えない。


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“アニメ最終回あれこれ 2006年11月” への2件のフィードバック

  1. 『イノセント・ヴィーナス』は、 裏切ったのが白:鶴沢仁(櫻井孝宏)で、後釜が黒:葛城丈(野島健児)ですよ。まあ、今となっては櫻井孝宏/名塚佳織セット(『Canvas2』、『.hack//Root』など)の一つという印象しか残ってませんね。

  2. 海水瓜

    …もう完全にボケです…。
    キャラクターの名前すらまともに覚えてなかったという事がバレバレですね(笑)。まぁこの作品に限らず、最近は名前を覚えるのが億劫になってしまって、髪の色とか服装とかでキャラクターを判別してしまう癖がついてしまっているのですが。こういう時に「ああ、印象に残りやすい特徴的なキャラ付けってのは結構大事なんだなぁ」と思ったりします。
    あとは声ですね。櫻井さんと名塚さんの声は最近よく耳にしますが、そういえば「.hack//Roots」もこのコンビでしたっけ。

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