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capeta 第52話 「チェッカー・フラッグ! 」

capeta非常に良い作品だった。
夕方枠という事で、最初のうちはよく見逃してた…というか、序盤の展開はイマイチ面白くなかったと思っていたので、飛ばし飛ばしで見ていたのだけど、中学生に入った辺りから徐々に面白くなってきた。

その面白さの要因は何と言ってもレースの盛り上がり方。カペタがレースに勝とうと必死でレースに挑む様は大変燃えるものがあり、手に汗握るほどの興奮を覚えた。カペタが苦境のどん底から追い上げ、ライバルに差し迫る展開や、レースの中で成長していく様子など、立場の弱い主人公が強敵を打ち負かすという典型的なスタイルをきっちり踏襲して、レースを面白く見せている。ちなみに、自分の場合は別に現実的・非現実的という点を問うつもりはあまり無いので、現実味があるかどうかという点に関しては気にしない。また、カートやフォーミュラカーによるレースシーンの描き方が徐々に上手くなっていった点もそれを後押ししていた(この辺は「モンキーターン」でも見られた現象。長期に渡って放映される事によって、スタッフの技術力が向上している)。
それから、そのレースと同じぐらい面白かったのはノブのマネージャーとしての働き。カーレースレースというお金のかかる競技に対し、その金銭面の苦労や、お金の大切さへの問いかけを逃げることなく描いた点はとても良かった。それも1回だけではなく何度も。1話丸ごと金の工面に奔走する話とかあったけど、個人的にはその話が一番印象に残ってる。また、この描写によって二人がレースにかける想いが強く感じられたし、カペタたちが能動的に働いて自分たちの力で出場権を勝ち取る様子に「自分たちの力で状況を打破する」という力強さが伝わってきて良かった(結局は他人の金じゃないか、という突っ込みはお門違い。自分たちでスポンサーを探すのも立派な努力)。
自分の中では、上記の2点が作品の面白さに強く結びついていると感じた。とにかく、「頑張ってる」という気迫が強く伝わってきた点が非常に良い。

capetaただちょっと残念だった点がいくつか。
まず、終盤のパーセックの辺りが凄く短かった事。パーセックのドライバーになった後にすぐレースって感じで、「え、もう?」という印象が強かった。いつの間にかメンバーとも打ち解けてるし。もう少しフォーミュラステラの期間を長くして欲しかったな…と。
あと、何と言っても最大のライバルである源との決着がつかなかった事。この点は消化不良だったなぁ。結局、志波がカペタのライバルって感じだったけど、カペタは源ばかり見て、あんまり志波を意識したシーンが無かったから、どうも当て馬って感じで今ひとつ盛り上がらない(笑)。ただそれだけに、最終回エンディングの、カペタと源のカート一騎打ちは物凄く良かった。カートの世界で出会った二人が、上を目指していく中で再びカートの世界で戦う…。これはこれで燃える物が。勝負の行方は分からなかったけど、それは別に問題ない。

最後のラジオの解説から、ずっとライバルだった二人がついに世界の頂上で戦う事になる、といった事を感じさせる幕引きだったので、まぁ綺麗な終わり方だと思ったけど、それは2期が無いという宣告なんでしょうか…。

まぁ何はともあれ、個人的には非常に良い作品だったと思う。スタッフの方は1年間ご苦労様でした。

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